2025年5月05日(2101号) ピックアップニュース
燭心
近年、人工知能(AI)の進化は目覚ましく、代表的なChatGPTは、多くの分野で活用されている▼「先日夕食を共にした大学医学部教授の話では、ほとんどの医局員がAIを用いて学会提出の抄録作成や提出論文のチェックを行っている」とのことだ。作業が効率化し、より多くの研究成果の発表が可能になる一方、AIに依存することの弊害についても議論が進んでいる▼「医学部生が講義レポートを提出する際に、AIを利用したと判断された場合、その評価がゼロとなる」とも。学生自身が思考し、調査し、文章を構築することが学びの本質であり、AIに頼りすぎることでその機会が失われてしまうためだ▼「医学部側はAIを利用したかどうかを判定するツールを導入」し、適切な評価が可能になっているとのこと。AIの文章は高度に洗練されており、人間が書いたものと見分けがつきにくいため、誤判定リスクも考慮する必要がある。「ただ、AI利用判定ツールを欺くAIも間もなく現れるだろう」▼AIの進化は避けられず、その利用を完全に排除することは現実的ではない。しかし、その活用方法を適切に管理し、倫理的な側面を考慮することが重要だ。医療分野では、AIを活用しつつも、人間の思考や判断力を損なわないようなバランスが求められるだろう▼実は、本文章の作成はChatGPTに依頼した。「 」内は、AIに提示したプロンプトと私の加筆である。お分かりになっただろうか。なんだか個性のない文書だ。(空)