2025年6月05日(2103号) ピックアップニュース
5・15中央要請行動
すべての人が安心して医療を受けられるよう
従来の保険証継続の実現を

「現役世代や若者の年金を保障するためしっかり議論を」と述べた井坂議員(左2人目)

「従来の保険証を守っていくため力を尽くす」と応じた桜井議員(左2人目)

「消費税一律減税を目指していきたい」とした橋本議員(右2人目)

「企業・団体献金は廃止しなければならない」と述べた池畑議員(左2人目)

「医療費4兆円削減計画は大問題」と応じた大門議員(右2人目)

「消費税は廃止しかない」と述べた大石議員(右2人目)
当日は井坂信彦・桜井周・橋本慧悟(いずれも立憲)、池畑浩太朗(維新)、大石あきこ(れいわ)各衆議院議員と大門実紀史参議院議員(共産)と面談した。
井坂議員は「年金改正法案が与党からやっと示された。生活に関わる重要な課題なのに、参議院選挙を見据え先延ばしにされてきた。現役世代や若者の年金をきちんと保障するためしっかり議論していきたい」とした。
桜井議員は保険証について「保険者によっては間もなく期限が到来し、医療現場ではさらなる混乱が起きることを懸念している。従来の保険証を守っていくため力を尽くす」と述べた。
橋本議員は消費税について「党としては食料品の消費税ゼロ%を掲げているが、個人的にはこれがベストだとは考えていない。一律減税、一律ゼロ%、インボイスの廃止を目指していきたい」。保険証について「復活法案を提出した。野党で一致して実現したい」とした。
池畑議員は「企業・団体献金は廃止しなければならない」「食料自給率も重要な問題だ。兵庫県は神戸牛が世界的にも有名だが、実際には酪農家は後継者がおらず困難を抱えている。抜本的な対策が必要だ」とした。
大石議員は消費税について「各党がさまざまな案を出しているが消費税は廃止しかない」などと訴えた。
大門議員とは「自民・公明・維新の医療費4兆円削減計画は大問題」「次の参議院選挙で命や健康を守る政治に転換させなければならない」などと意見交換した。
「保険証を使い続けたい」署名188万筆提出
保団連や中央社保協は衆議院第二議員会館内で、「保険証を使い続けたい!」署名提出集会を実施。現地、オンライン含め全国420人が参加し188万5594筆の署名を提出した。竹田智雄保団連会長がトラブルアンケートの結果を報告。「電子証明書の有効期限切れ」が前回調査より大幅に増えており、今後も窓口でのトラブルが起きることが懸念されるとした。また、トラブル時には従来の保険証で資格確認を行っている医療機関が8割にのぼり、7割が従来の保険証の復活・併用を求めているとし、受療権を守るために従来の保険証を使い続けられるようにすることを求めた。
また、介護分野、障害者団体からも「世田谷区と渋谷区が各国保加入者すべてに資格確認書の発行を決めた。他の自治体・保険者もあとに続くよう運動をすすめよう」などの発言があった。
立憲、共産、れいわの国会議員が13人参加し「従来の保険証の廃止はやはり失敗だった。すべての人が安心して医療を受けられるよう守るのが政府の役割だ」などと発言した。