2025年6月25日(2105号) ピックアップニュース
主張
参議院選挙 命守る政治へ転換を投票に行こう
7月の参議院選挙が目前に迫ってきた。国民の命と健康を第一に考え、地域医療と暮らしを守るには、社会保障の充実が大切である。そのために、私たちがいま確実にできることは、投票に行くことである。
このたび当会の作成したリーフレットは、今起きている医療危機の深刻さや、その原因について、また現実的な解決策についても、示唆に富む提言が盛り込まれている。裏表の見開き2ページだけでも待合室に掲示したり、関心のある患者さまには全編をお渡しができるほど、充実した内容である。
ところで、今回の兵庫選挙区は、全国で最も注目を集める選挙区のひとつである。改選定数が3議席となった2016年以来、維新、自民、公明の3党が手堅く議席を保持してきた。しかし、昨今の知事問題や、物価高騰による生活の逼迫、医療機関においては診療報酬改定に伴う業務の煩雑化や、経費の増大など、私たちや県民の怒りは頂点に達している。ピンチにおいてこそ、盤面を一気に覆すチャンスであると前向きに考えたい。
現在、改選3に対し現職2人、新人10数人が挑む構図が固まりつつある。現時点において現職2人、新人4人程度が当選可能圏にあり、誰が当選するか、予測が困難である。
維新の新人は、前職が知事選で敗れたこともあり、党の公認候補というだけで勢いはない。候補者が自らの資質を短期間で示すという厳しい試練を乗り越える必要がある。
公明現職は安定した支持基盤を持つものの、当選には多くの上積み票を必要とし、集票力が特に高い世代の高齢化に危機感を募らせる。
自民現職は、6年前の選挙で次点候補に3万票近くの差まで追い上げられ、辛勝したものの、今回は献金不記載が痛手となり、苦しい立ちあがりだ。
無所属の前明石市長は全国的な知名度があり、こども医療費無償化といった実績から、幅広い層より支援を得る可能性がある。しかし過去に、暴言問題で辞職した経緯もあり、選挙期間中の言動を通じ、自らの資質につき、改めて説明責任を果たす必要がある。
共産新人は、豊富な出馬経験と長年の市民との活動を通じ、20万近くの個人票をもつ。今号インタビューで丁寧に社会保障施策を語っていただき、協会の要求に賛同している。社民やれいわ支持層との共闘の流れができれば、議席に届く可能性がある。
国民民主新人は、維新塾出身であるが、連合の支援を受け、党の支持率が比較的安定しており、保守層へ浸透すれば、当選圏に浮上する可能性を残す。
リーフレット、本紙の候補者インタビュー、政策座談会などをお読みいただき、私たちの暮らしや命、地域医療を守る政治の転換へ向け、貴重な一票を投じよう。
このたび当会の作成したリーフレットは、今起きている医療危機の深刻さや、その原因について、また現実的な解決策についても、示唆に富む提言が盛り込まれている。裏表の見開き2ページだけでも待合室に掲示したり、関心のある患者さまには全編をお渡しができるほど、充実した内容である。
ところで、今回の兵庫選挙区は、全国で最も注目を集める選挙区のひとつである。改選定数が3議席となった2016年以来、維新、自民、公明の3党が手堅く議席を保持してきた。しかし、昨今の知事問題や、物価高騰による生活の逼迫、医療機関においては診療報酬改定に伴う業務の煩雑化や、経費の増大など、私たちや県民の怒りは頂点に達している。ピンチにおいてこそ、盤面を一気に覆すチャンスであると前向きに考えたい。
現在、改選3に対し現職2人、新人10数人が挑む構図が固まりつつある。現時点において現職2人、新人4人程度が当選可能圏にあり、誰が当選するか、予測が困難である。
維新の新人は、前職が知事選で敗れたこともあり、党の公認候補というだけで勢いはない。候補者が自らの資質を短期間で示すという厳しい試練を乗り越える必要がある。
公明現職は安定した支持基盤を持つものの、当選には多くの上積み票を必要とし、集票力が特に高い世代の高齢化に危機感を募らせる。
自民現職は、6年前の選挙で次点候補に3万票近くの差まで追い上げられ、辛勝したものの、今回は献金不記載が痛手となり、苦しい立ちあがりだ。
無所属の前明石市長は全国的な知名度があり、こども医療費無償化といった実績から、幅広い層より支援を得る可能性がある。しかし過去に、暴言問題で辞職した経緯もあり、選挙期間中の言動を通じ、自らの資質につき、改めて説明責任を果たす必要がある。
共産新人は、豊富な出馬経験と長年の市民との活動を通じ、20万近くの個人票をもつ。今号インタビューで丁寧に社会保障施策を語っていただき、協会の要求に賛同している。社民やれいわ支持層との共闘の流れができれば、議席に届く可能性がある。
国民民主新人は、維新塾出身であるが、連合の支援を受け、党の支持率が比較的安定しており、保守層へ浸透すれば、当選圏に浮上する可能性を残す。
リーフレット、本紙の候補者インタビュー、政策座談会などをお読みいただき、私たちの暮らしや命、地域医療を守る政治の転換へ向け、貴重な一票を投じよう。