兵庫県保険医協会

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兵庫保険医新聞

2025年9月15日(2112号) ピックアップニュース

第34回日常診療経験交流会プレ企画「救急フェスタ」
BLSをブラッシュアップ! 実習が大好評

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インストラクターの手本をよく見て気管挿管の実習

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倒れた人を見つけた場合のBLS対応を、3人一組で本番さながらに行った

 協会は9月6日に第34回日常診療経験交流会のプレ企画として、救急フェスタ「心肺蘇生法実技講習会」を県農業会館で開催。医師、歯科医師、看護師、事務スタッフなど82人が参加し、胸骨圧迫や人工呼吸、AED使用、気管挿管などを実習した。救急フェスタの開催はコロナ禍をはさんで6年ぶり。

 気管挿管は西宮市・笹生病院の大井利彦先生、西宮市・広川内科クリニックの広川恵一先生、中央区・神戸港島ファミリークリニック浅香の浅香葉子先生が、BLSは病院看護師、救急救命士らがインストラクターを務めた。
 参加者からは、「小児・乳幼児の蘇生もレクチャーいただきありがたかった」「数十年ぶりにBLSを受講、変わっていることも多かったのでアップデートしに来てよかった」「万一の時に役立てたい」「定期的に受講するべき」などの感想が寄せられた。
※第34回日常診療経験交流会は10月26日開催(下記参照)。ぜひご参加ください。
第34回日常診療経験交流会
健康格差の縮小は可能か?
日 時 10月26日(日) 13時~15時
会 場 協会6階会議室
テーマ 協会会議室(Web併用)
講 師 2112_14.jpg 千葉大学名誉教授 近藤 克則先生
(来場講演されます)
 「最高所得層に比べ最低所得層で、要介護認定を受ける者が5倍も多い」。そんな健康格差に驚いたのは、まだ日本に「先進国の中では平等な国」という幻想が残っていた2000年のことであった。発表すると多くの批判や課題を突きつけられた。「極端な例ではないか」「他のまちや指標でも見られるのか」「低所得だから不健康とは限らない」。逆に「不健康だから(仕事が続かず)所得が低いだけではないのか」「健康格差はどんなプロセスで生まれるのか」「仮に低所得が原因だとして、どんな対策があるのか」「放置すべきではないが、健康格差は根深いから縮小など無理ではないか」などである。25年の研究でわかったことをお話ししたい。【近藤 記】
お申し込み 2112_11.jpg 【Zoom参加】https://x.gd/5ajRt

※10~12時に分科会を開催します(プログラムは本紙10/5号に掲載予定)。あわせてご参加ください。

来場お申し込み・お問い合わせは、電話078-393-1840まで
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