2025年10月05日(2114号) ピックアップニュース
神戸市長選挙(10/26) 岡崎史典氏と政策協定
市民生活応援の市政へ転換を! 市民にあたたかい神戸をつくる会 岡崎 史典氏
【おかざき ふみのり】1968年生まれ。兵庫県労働組合総連合事務局次長。「神戸・市民要求を実現する会」などの市民団体の事務局長として神戸市政にかかわる運動の先頭に立つ。
岡崎氏を激励する西山裕康理事長(左2人目)と田中孝明支部長(右3人目)ら神戸支部役員
神戸市長選挙にあたって、協会神戸支部は9月25日の幹事会で、「2025年神戸市長選挙にあたって開業保険医師、及び歯科医師の重点要求(案)」(以下、要求案、5面に掲載)を討議。
現在の久元喜造市政について、「中学生以下の医療費無料化を撤回し市民負担を増やす一方、医療機関の窮状に手を差し伸べず、三宮再整備や湾岸道路など大型開発に数百億円を投じている」と批判。今回の市長選挙を要求実現の機会として位置づけることを確認した。
その上で、今回「市民にあたたかい神戸をつくる会」が擁立した無所属候補である岡崎史典氏は、久元市政の転換をめざすとともに、「神戸・市民要求を実現する会」や「原発をなくし自然エネルギーを推進する兵庫の会」の事務局長を務めるなど、これまで協会や神戸支部が参加する市民運動をともに進めてきた経験から、岡崎氏と懇談し、政策協定の締結を行った上で、支持・推薦を決定することを確認した。
神戸支部の決定を受け、9月27日の理事会では、歴史的経過も踏まえて「神戸市は兵庫県と同等の重みをもつ政令指定都市であり、神戸市長選挙において特定の候補を協会本体が支持推薦することができる」と確認。神戸支部と同様、政策協定の締結を行った上で、支持・推薦を決定することを確認した。これを受け、10月4日、西山裕康理事長らが、岡崎氏に「要求案」を示して、政策協定について協議した。
協会からは、「独自の医療機関向け財政措置を実施してほしい」「マイナ保険証の強引な推進で医療現場も患者も混乱している。資格確認書を全員に交付してほしい」「神戸市立医療センター西市民病院の新築移転、六甲病院の灘区から東灘区への移転、済生会兵庫県病院の三田市民病院との統合、神戸徳洲会病院の新築移転等、市として地域の医療関係者の意見を聞き、丁寧に進めるべきだ」などと訴えた。
岡崎氏は「ご指摘はその通り。同じ政令市でも、大阪市や仙台市では、独自に医療機関の経営を支える努力をしている。医療を守ることは、市民の命と健康に責任を持つ自治体として当然。そうしたことを、スピード感を持ってできる市政に転換したい」と決意を述べ、「要求案」を医療分野政策の中心に位置付けてたたかうことを強調し、政策協定に調印した。
選挙活動は「有志の会」で
方針では、協会として支持推薦を行うものの、個々の会員の思想・信条・政治活動の自由を保障する立場から、選挙活動は協会とは別に「有志の会」で行い、有志の会への賛同を呼びかける。※有志の会アピールを5面に掲載。また、本号に募金用紙を同封しています。ご協力をお願いします。



