2025年12月05日(2120号) ピックアップニュース
西宮・芦屋支部 第18回被災地物産展
被災地とつながり患者・市民と交流する機会に
果物を中心に東北の物産品が販売
ウクライナ出身アーティストの作品を前に語り合う参加者
恒例の気仙沼市の「かけあしの会」から新品種のぶどう「マスカ・サーティーン」やりんご「シナノ・ゴールド」といった果物を中心に東北の物産品が販売されたほか、能登半島地震被災者の方々が使わなくなった漁網を編んで作ったサコッシュ、ロシア・ウクライナ戦争によりポーランドに避難しているウクライナ出身アーティストの作品などを販売した。
また震災アスベスト曝露問題や被災地訪問などの協会の取り組みや、福島第一原発事故周辺での線量率測定の記録、戦時下でのガザに住む女子学生と母親の日記、川口・蕨のクルドの人々の暮らしなどのパネルを展示。地域住民・患者との交流を行った。
他に、「OTC類似薬」とされた医薬品の保険外しの問題や、病院・診療所の経営危機についても紹介。医療の抱えている問題を患者・市民の方々と共有できる貴重な機会となった。
市民からは「震災当時は東北にボランティアで行っていたが、そのときだけになってしまった。継続した取り組みがあることを知り、当時を振り返ることができた」「ウクライナの方々のアクセサリーが気になって初めて参加した」などの声が寄せられた。



