兵庫県保険医協会

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兵庫保険医新聞

2025年12月15日(2121号) ピックアップニュース

秋の組織強化月間が終了
会員数 過去最高7768人を達成  組織部長 宮武 博明

2121_07.jpg  協会は10月・11月、「秋の組織強化月間」に取り組み、2カ月で54人の入会を得て、会員数は過去最高の7768人に達しました。会員の先生方には、新規開業医をはじめご子弟や近隣・同窓の未入会の先生へのお声かけ・ご紹介などをいただき、ご協力に心より感謝申し上げます。
 たび重なる診療報酬マイナス改定のもと、昨今は物価高騰により医療機関経営は深刻さを増すばかりです。厚労省の調査では昨年度、病院の7割が赤字となっており、診療所も、一昨年度から昨年度にかけて4割が赤字であることが日本医師会の調査で明らかになっています。月間中の病院・診療所への訪問活動を通じても、院長や職員から経営難の事情が寄せられました。
 開業医の生活と権利を守り国民医療の向上をめざす協会は、「緊急財政措置と診療報酬大幅引き上げ」を求める署名をはじめ、「頼りになり役に立つ、会員になって得する協会」の取り組みを、多くの医師・歯科医師の先生方にアピールし活動してまいりました。
 長年の蓄積をいかした新規個別指導対策は、新規開業医の先生方から「事前に相談ができ、とても心強かった」と信頼を寄せていただいております。日々の点数算定や減点・返戻に関するお問い合わせは、院長だけでなくスタッフからもご利用いただき喜んでいただいております。
 税務・労務相談では、担当事務局による電話対応だけでなく、医業に精通した税理士・社労士・弁護士による個別相談も好評です。
 先生方のさまざまなニーズやリスクに見合うメニューを、優れたコストパフォーマンスで提供する協会の共済制度は、今秋も「グループ保険」「休業保障制度」「保険医年金」を中心に、多くの先生方にご加入いただきました。
 来年6月には診療報酬改定が実施されますが、協会は医療現場の声を国へ届け、診療報酬大幅増、地域医療改善の運動を続けながら、開業医・勤務医の先生方を会員に迎え、診療や経営、生活を支えていけるよう努めてまいります。引き続き、先生方のご協力をお願い申し上げます。
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