2026年2月15日(2125号) ピックアップニュース
九条の会・兵庫県医師の会 映画上映会&シンポジウム
医療者の「倫理」と「戦争」との関係を問う
シンポジウムは吉中教授と専攻医・医学生が登壇。歴史を学ぶ医学教育の重要性が訴えられた
映画「医の倫理と戦争」は、医療関係者へのインタビューによって、第二次世界大戦における「731部隊」による医師・医療関係者の戦争犯罪への加担とその隠ぺいが、現在の医療現場が抱える問題の根底にあること、命を守る医療者が平和活動を行う重要性を伝えるドキュメンタリー。
上映後、映画に出演した吉中丈志・京都大学医学部臨床教授(保団連前理事)と、浅田友啓先生(東神戸病院総合診療専門医)、医学生の梶原悠花さん(神戸大学医学部4年生)が登壇。
吉中先生は、「医学の進歩は被験者が必要な研究(人体実験)に基づいている」(ヘルシンキ宣言)という歴史を学び高い倫理観を持たなければ、戦争で医師が加害に加わる731部隊のようなことが繰り返されてしまうと語り、現在、防衛医大への「戦傷医療センター」設置や人工血液の研究等、戦争への医療者の協力のための体制整備が進んでいると警鐘を鳴らし、歴史を学ぶ医学教育を求める署名への協力を呼びかけた。
浅田先生は昨夏、広島で原水爆禁止世界大会に参加し戦争が一般市民に多大な犠牲を強いることを学び、戦争反対の声を上げていきたいと述べた。
梶原さんは、医療者になる者として、医療と平和の関係について学び、「平和は最も効果的な予防」との答えに至ったと語った。
(今後、浅田先生・梶原さんの報告を掲載予定)



