兵庫県保険医協会

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兵庫保険医新聞

2026年3月05日(2127号) ピックアップニュース

2・19中央要請行動 医療現場の危機打開へ--
物価高に見合う手当と患者負担増中止を

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特別国会で、盛山正仁(自民、①中央)・池畑浩太朗(維新・②右2人目)・辰巳孝太郎(共産・③右)各衆議院議員、福島瑞穂(社民・④左2人目)・大門実紀史(共産・⑤右2人目)・ラサール石井(社民・⑥右2人目)各参議院議員へ要請

 診療報酬改善・患者負担増中止を求め、協会・保団連は特別国会召集翌日の2月19日、中央要請行動を実施。盛山正仁(自民)・池畑浩太朗(維新)・辰巳孝太郎(共産)各衆議院議員、大門実紀史(共産)・福島瑞穂・ラサール石井(いずれも社民)各参議院議員と面談した。

 兵庫協会からは武村義人・白岩一心両副理事長、小寺修評議員、川西敏雄参与が参加した。
 盛山議員への要請では、武村副理事長と小寺評議員は、医薬品の供給不足が長期化し、原薬の多くを海外に依存している構造的問題を指摘し、改善を求めた。盛山議員は「日本の製薬企業が国内で安定的に生産できるよう、採算が取れる報酬体系をつくらなければならない」と応答。さらに白岩副理事長は、歯科大学卒業生数と歯科医師国家試験合格者数の不均衡を指摘。盛山議員は「関係省庁の連携を意識していきたい」と述べた。
 池畑議員への要請では、川西参与が、がん患者さんの「子育てのために治療をあきらめざるを得なくなる」との発言を紹介し、「高額療養費制度の改悪は、命と生活の選択を迫るもの」と中止を強く要請した。池畑議員は「そうした声が現実にあることを重く受け止めたい」と応じた。
 辰巳議員への要請で、白岩副理事長は、OTC類似薬の保険外しについて「医師が医学的に必要と判断して処方している薬を自己負担増とすれば、受診抑制が確実に起こる」と指摘。辰巳議員は「負担増が受診抑制につながるのは明らかだ。制度の問題点を追及する」と応じた。
 大門議員への要請では、小寺評議員は、「長期にわたる自民党政権の経済政策のもとで、国民所得が伸び悩み、社会保障も抑制されてきた」と社会保障拡充への転換を求めた。大門議員は「経済政策の転換と社会保障充実は一体の課題。命を守る立場で論戦を強める」と述べた。
 ラサール石井議員は、長崎協会の本田孝也会長との交流を通じて保険医運動を理解していると述べ、「国会内で受療権を守る立場で引き続き取り組む」と応じた。
 福島議員への要請では、医療・社会保障の後退と憲法改正論議の動きに懸念を示した協会に対し、福島議員は「改憲を許さない取り組みを粘り強く続ける」と強調し、いわゆるスパイ防止法についても「国民監視法だ」と強く反対していく姿勢を示した。
国会内集会
「私たちはあきらめません!」
 同日昼には「私たちはあきらめません!患者さんとともに社会保障充実を」と題した国会内集会を開催し、ウェブを含め153人が参加した。
 武村副理事長は閉会あいさつで、高額療養費制度見直しに関連し、「受診抑制を前提に財政効果を計算するのは本末転倒だ」と述べ、「諦めず、患者さんとともに社会保障充実を求め続けよう」と呼びかけた。
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