兵庫県保険医協会

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健康情報テレホンサービス

2005年9月

【木曜】 メガネと疲れ目

 初老を迎えると、目の調節力の衰えが目立ちはじめます。目の調節力とは、目の中のレンズを厚くして、近くを見ることができるようにする力のことです。さらに、目の中のレンズが固くなってくるため、近くにピントが合わなくなってきます。これがいわゆる、老眼で、目の疲れや、あまり本が読みたくなくなったなどの自覚症状があらわれます。この場合、適切なメガネをかけることが必要です。
 また、老眼以外にも疲れ目が生じる場合があります。合わないメガネを使用している場合はもちろん、女性であれば更年期障害なども原因となります。
 そして意外と多いのが、遠視の方に目の調節力の衰えが加わって生じる疲れ目です。遠視の方は、本来は遠くも近くも見えにくいのですが、若いときは目の調節力を使うことにより、近くも遠くもよく見ることができます。しかし、年をとり、目の調節力が衰えてくると、遠視を自力でカバーすることができなくなります。つまり、見にくくなったり、見えても常に目の調節力を使っていないといけないために目が疲れやすくなります。
 こういった方は、遠視用のメガネをかけることによって、遠くもよく見え、疲れ目もなくなることがよくあります。
 メガネは、本来医療用具と考えられ、眼科で処方されるべきなのですが、受診が面倒なため、直接メガネ店で購入される方が多いようです。しかし、適切な眼科的検査をし、適切なメガネを処方しないと、疲労は募るばかりです。
 ましてや、重大な目の病気が隠れていることもあります。また、強い頭痛や吐き気を伴い、内科や脳外科の診察を受けることもあります。かすみ目や視力の低下がなくとも、目が疲れた、肩が凝るなどの症状がある場合は、一度眼科を受診し、検査を受けてみて下さい。
 特に「若いときは遠くがよく見えたのだが・・・」という方は、遠視による疲れ目があるかもしれません。
 たかがメガネと思わずに、眼科できっちりとした調整をすることが大切です。

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