兵庫県保険医協会

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健康情報テレホンサービス

2005年12月

【火曜】 歯に寿命はあるか

 皆さんは、「歯の寿命について」考えたことがありますか。「歯の寿命」なんて、まったく考えずに生活されている人がほとんどだと思われます。なぜなら、80歳まででほとんどの人が歯を失っているからです。日本人の寿命は飛躍的にのび、70歳ではまだ若いという時代に突入していますが、70歳で歯が残っている人もかなり少なくなっています。
 「歯の寿命」を気にしている人は、普段から歯をいたわっているので、きっと寿命まで歯は残っていると思います。
 人間に寿命があるのだから、歯にも寿命があると言えます。しかし、歯は体の中のしっかりした頑丈な器官ですから、そう簡単になくなったりするものではありません。
 しかし、いい加減な日常生活をしていると、あっという間に歯を失うことになってしまうので注意が必要です。歯を失ってしまう原因が、そろそろ解ってきませんか。そうです、規則正しい生活習慣です。したがって、食べたら歯を磨く、だらだら甘いものを食べない、睡眠時間は十分にとるなど心がければ、虫歯や歯周病にかかりにくくなります。
 つまり、歯を失う原因は、虫歯と歯周病にあったわけです。でも、「毎日歯磨きをしているのに虫歯や歯周病になった」と言われる人がいますが、これは正しい歯磨き清掃ができていないからだと思います。力まかせに歯磨きしても、かえって歯や歯肉を傷めてしまいます。特に歯と歯ぐきの間をきれいにすることが大切です。歯間ブラシなどで歯垢や食べもののカスを取り除くようにしましょう。また、虫歯や歯周病にかかっても早期に治療されれば、歯を失うようなことにならないと思います。
 そのためにも、歯医者さんに行って、虫歯や歯周病の早期発見、早期治療、正しい歯磨きの方法などを相談してください。

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