兵庫県保険医協会

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2005年12月

【年末年始】中高年の性生活の知恵 パート3

 年をとれば性欲が衰え男性は勃起しにくくなります。また女性は膣のなめらかさが無くなります。そこで性交だけを性生活と考えると、中高年の未来は暗くなる一方という事になります。しかし、見た目も若々しく華やいだ生活を送っておられる方は多数いらっしゃいます。
 そういう方は皆良き伴侶、良き友に恵まれておられます。性生活を性交だけでなく、身体や心のふれ合いと考えるならば、中高年の未来も決して暗いばかりではありません。中高年になれば身体も衰えあちこち痛くなります。そういう時に「そうだね、疲れるね」と共感し合える人を持つと言う事は、その人の晩年の何ものにも替えがたい宝物と言えます。
 いくら頑張っても中高年は若さの魅力に太刀打ちできません。しかし蓄積して来た人生経験から色々な人々の立場を理解し、やわらかなものの考え方が出来るようになっています。人の話を良く聞き、自分の悩みは聞く人がうんざりしない程度にしゃべりましょう。もうひとつ、年をとるほど流行遅れでも良いから清潔に小ざっぱりした服装をする様に心がければ夫婦生活も明るく、また良き友にも恵まれる事でしょう。
 中高年でもゆったりした日々の流れの中で、肌のふれ合い、接吻から性交に進む場合もありましょう。若い時のようにギラギラ求め合うという事は無いにしても、そういう関係になればそれはそれで良ろしく、そういうお二人がご夫婦以外の場合、さてどうするかという事は二人とも充分大人なのですから二人で相談して賢くつき合っていかれたら良いでしょう。
 恋に年齢制限はありません。90代、80代の恋人が旅行してちゃんとセックスして生き生きして帰って来られた例もあります。年をとってもセックスについては、恥かしがらずに女性は産婦人科医に、また病気を持っておられる方は主治医に相談なさる事をおすすめします。

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