兵庫県保険医協会

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健康情報テレホンサービス

2006年8月

【月曜】 赤ちゃんの便の異常

 赤ちゃんの便は実に様々で、こうでなければいけないという決まりはありません。硬さや回数、色など1人1人でずいぶん違うものです。少しぐらい軟らかい便が出たり、回数が多くても心配することはありません。
 例えば、母乳の場合は軟らかい便が1日に10回以上出たり、逆に便が軟らかいのに4~5日出ないこともよくあります。そういった時も赤ちゃんの機嫌がよくて食欲があり、体重の増加が順調であれば特に心配はいりません。ただし、1週間以上便が出ず、お腹が張ってくるような頑固な便秘をくり返す場合は、かかりつけの小児科医師に診てもらうようにしてください。
 便の色も黄色や山吹色から濃い緑色まで、赤ちゃんにより様々です。同様に赤ちゃんの状態がよければ、正常な便と思ってよいでしょう。しかし、次の場合は注意が必要です。
 まず、黒っぽい便が出た時です。母乳の場合、傷ついた乳首から出た血液を赤ちゃんが飲み込んで便が黒くなることもありますが、赤ちゃん自身の鼻や口あるいは食道や胃、十二指腸などから出血していることもあります。このような便が見られた時には、詳しい原因を発見するための検査が必要となります。
 次は便が白っぽくなる時です。これは、ロタウイルスなどによるウイルス性の下痢で、白っぽい水のような色になることがあります。また、胆道閉鎖症という恐い病気の場合もあります。
 そのほか、粘液や血液のまじった便では細菌性の腸炎とかアレルギー性の下痢もあります。周期的に不機嫌になり、イチゴゼリー状の血便がみられた時は、腸重積症という救急処置をしなければならない恐い病気のこともあります。
 このように、赤ちゃんの便で異常があり、激しくお腹を痛がったり、血液が混じった下痢が見られ、ぐったりとしている場合には、なるべく早くかかりつけの小児科医師に診てもらうようにしましょう。

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