兵庫県保険医協会

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健康情報テレホンサービス

2007年12月

【水曜】 手足のしびれ

手足のしびれや痛みをおこす原因には、内科的な全身性の病気、例えば糖尿病などでは、手袋や靴下をつけるような場所にしびれが出ることがあります。また、骨や関節の整形外科的病気などが原因であることがたくさんあります。最近は、高齢の方に血管の障害によってこのような症状を訴える人が増えてきています。そのことについて詳しく説明します。

 血管には動脈と静脈の2種類がありますが、このうち動脈は酸素をたくさん含んだ血液を体の隅々に運ぶ働きをしています。手足の筋肉や神経はこの酸素を栄養として働いているわけです。動脈が途中でつまったり、狭くなったりすると、そこより先に十分な血液がとどかないので、筋肉や神経は酸素不足になります。この時の症状が手足のしびれであったり、冷たい感じであったり、痛みであったりするのです。特に足の痛みでは、歩いた時にふくらはぎの辺りがだんだん痛くなってきて歩けなくなり、しばらく休むとまた歩けるようになるという特殊な症状があります。これを間欠性(かんけつせい)跛行(はこう)といいます。

 原因は動脈硬化による場合と血管の炎症による場合があり、起こりやすい年齢や詰まりやすい部位などに特色があります。特に炎症の場合はタバコを吸う人に多いという特徴があります。

 血行障害の有無については手足の脈拍を確かめるのが最も簡単な診断法ですが、最近では超音波血流計など、外来で容易に確実に測定できる器具もあります。

 治療は薬によるものから手術によるものまで様々です。特に炎症による場合は禁煙を守ることが大切になります。最近は、血管の中に風船付きの細い管を入れて内側から狭くなった部分を広げる方法なども行われています。また、食事で血液がきれいになるように、コレステロールの高くないものを摂るように努力すると良いでしょう。

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