兵庫県保険医協会

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健康情報テレホンサービス

2008年10月

【木曜】 カラオケポリープ

声が出るところは「のどぼとけ」の裏にある声帯です。長さ1.5~2cmあって、前の方でつながるV字型の筋肉です。表面は粘膜でおおわれています。声を出す時は、1秒間に数百回振動します。歌う時は更に振動数が増えます。声帯の筋肉の固さとかたちを変えて、音の高さや大きさを調節して、声で感情を表現できるのです。

ところが声帯を無理に使うと、表面の血管が破れてポリープができるので、左右の声帯がうまく振動しなくなり声がかすれます。カラオケで歌いすぎてできたものを「カラオケポリープ」と言います。

原因は、自分の音域をこえて無理に声をはりあげること、最初から大声で絶叫すること、連続して曲数を多く歌い過ぎることです。

ストレス解消にもなるので大声を出したくなるのはわかります。しかし歌う時に、アルコールとタバコの両方があると、声帯は充血してタバコの刺激で傷つきやすくなっているので注意しましょう。しゃべり続けて合間に歌うことや、大きな咳払いも、声帯には負担がかかるものです。1~2曲歌った後は乾燥しているので、喉を休めて水分補給をしてください。

よい声を出すためには、喉に力を入れず口を大きく開けてください。喉、鼻、口、胸全体が共鳴し始めると、気持ちの良い声になります。背すじをのばして胸を持ち上げる、よい姿勢をとって腹式呼吸で声を出すと、響きのよい声が出ます。訓練法としては、あごを引いて、のどぼとけを下げて、少し低音で良くとおる声を出すことが有効です。また、小さな声をできるだけ長く、例えば20秒間ほど出し続ける方法もおすすめです。

声がれになっても、すぐの時なら、耳鼻咽喉科でネブライザー治療や発声指導を行なえば、よくなるでしょう。慢性化したときには、顕微鏡を使う細かな手術が必要になります。声がれが2~3週間たっても治らない場合もありますので、そんなときは専門医を受診してください。悪性の喉頭癌だったとしても、早期発見・早期治療すれば大丈夫です。

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