兵庫県保険医協会

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健康情報テレホンサービス

2011年7月

【月曜】 女性のための避妊法

 望まない妊娠を防ぐには男性の協力が必要ですが、積極的な協力が得られない場合には、女性自ら避妊を行う必要があります。

 避妊率が高い方法は、「避妊ピル」と「子宮内避妊リング」です。

 「避妊ピル」はホルモン剤で、主として排卵を抑えることよって妊娠を防ぐ効果があります。効果はほぼ100%です。しかし、毎日決まった時間に飲む必要があり、また血管の中で血が固まる血栓症が大きな副作用としてあります。この副作用はタバコを吸う人に多く、35歳以上の喫煙者には避妊ピルの処方はされないことになっています。

 新たな低用量ピルというものが次々に開発されています。それは、含まれているホルモン剤の違いで数種類あり、避妊以外の効果、たとえば月経痛の強い人や、にきびなどの治療とは区別して使用されます。

 「子宮内避妊リング」は、子宮の中に装着する器具で、受精卵が子宮の壁に着かないようにして妊娠を防ぐものです。これもいくつかの種類があり、銅をまいたものやホルモンを加えたりして避妊効果を高めようとしています。子宮内への装着ということで、子どもさんをすでに産んだ方に向いています。もちろん筋腫など子宮内の変形のある方には向いていません。

 メリットとして、毎日薬を飲む必要は無く、種類によって異なりますが2~5年間使用できます。また全身的な副作用もなく、値段はピルの1~2年分くらいで、ピルより割安といわれています。ただ、局所的な副作用として、不正出血や子宮内の炎症を起こすことがあり、これを繰り返す場合にはリングをはずさなければなりません。さらにまれですが、子宮とうまく適合しなければ、ズレや脱落が起こり妊娠することもあります。

 最後に緊急避妊法についてお話します。コンドームの破損などで避妊に失敗したケースでは、性交渉後72時間以内に「モーニングアフターピル」と呼ばれるホルモン剤を服用すれば、90%程度ですが妊娠を防ぐことができます。ある量のホルモン剤を2回服用します。副作用として吐き気などがあるため、今後副作用の少ないピルの承認が待たれています。 

 

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