兵庫県保険医協会

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健康情報テレホンサービス

2011年8月

【金土日】夜、眠れない方へ―睡眠薬の服用も含めて―

 ぐっすりと眠った朝は気持ちが良く、快適な一日を過ごすことが出来ます。心地良い睡眠を得るためには、「リラックス」「就寝時間の習慣化」「カフェインを減らす」「お酒は控えめにする」「身体的・精神的ストレスをとる」「寝室の環境を整える」などが大切です。

 まず、寝床に入ったら、眠ろうと努力しないで、ゆったりと目を閉じて横になりましょう。ゆったりした心に睡眠は訪れます。

 次に、同じ時間帯に寝る習慣をつけましょう。体内時計が働き、自然な睡眠リズムで睡眠に入れるようになります。

 また、カフェインには目覚めさせる効果があるので、午後3時以後は、コーヒーや緑茶などは避けるようにしましょう。

 あわせて、飲酒も控えめにしましょう。少量の飲酒は睡眠にはあまり影響を与えないようですが、量が増えますと、途中で目が覚めたり、睡眠の質が悪化します。

 そして、ウォーキングなど適度な運動も行いましょう。身体の疲れと精神的なストレスの発散につながり、睡眠を促進します。

 さらに、寝室の温度・湿度、明るさ、騒音なども、睡眠の質に影響します。快適な環境に心がけましょう。朝の寝起きが悪い人は、朝日が当たるようにすることで、自然に朝早く目が覚めるようになります。日中に光を受けていると、睡眠のリズムも良くなります。

 これらをいろいろ工夫しても、睡眠障害が改善しない場合は、医師に相談して睡眠薬を服用してみてください。処方された睡眠薬で良好な睡眠が得られるようになれば、その後も医師と相談しながら服用を続ければ良いでしょう。

 ところが「睡眠薬を服用しているとボケるからやめるようにと、知り合いに注意された」などと心配される方が少なくありませんが、心配はご無用です。急に服薬を中止したり、自分勝手に増量したりすると、何がしかの弊害が生じる恐れがあります。医師と相談しながら、医師の指示に従って服用してください。 

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