兵庫県保険医協会

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健康情報テレホンサービス

2016年2月

【火曜】 歯と歯の間の清掃~デンタルフロスと歯間ブラシ

 今回は、口の中の清掃でも、磨きにくい場所のひとつである歯と歯の間、つまり「歯間部」と呼ばれる場所の清掃についてお話します。

 口の中の二大疾患は虫歯と歯周病ですが、虫歯ができやすい場所を好発部位と言い、その一つが歯間部なのです。また、歯周病の原因となる歯周病菌もこの歯間部に多く残ってしまうことがあります。

 そこで、この歯間部の清掃をより確実に行う方法についてお話しましょう。

 歯間については、専門的に磨く道具があります。これらは、「歯間清掃用器具」あるいは「歯間クリーナー」などと呼ばれ、こうした器具を使うとたいへん便利で効果的です。

 この歯間クリーナーの代表的なものに、「デンタルフロス」と「歯間ブラシ」があります。

 デンタルフロスは、フロスというナイロンの糸を40cmくらいの長さに切り、左右両手の中指などに巻きつけてピーンと張ったままの状態で、歯と歯の間にノコギリを引くように入れていき、歯の側面に沿わせながらゆっくり上下に動かします。これには、あらかじめハンドルの付いたフロスハンドルというものもあり、同様の使い方をします。

 歯間ブラシは、歯間部に挿入し、前後に2~3回動かします。この時、歯肉に先が突き刺さらないように注意が必要です。これには、奥歯に使いやすいようにL字型に曲げてあるものもあります。サイズはLからSSS(スリーS)まで細かく分かれており、歯間部の大きさに合わせて選びます。

 最近は、歯間部に水と空気を噴射する電動式の商品もあります。

 最後に、あるデータをご紹介します。

 これは、ブラッシング方法の指導を受けた人たちを対象にした調査ですが、歯ブラシのみの清掃では、歯間部の歯垢清掃率は58%でした。一方、歯ブラシとデンタルフロスや歯間ブラシを合わせて清掃すると、その歯垢清掃率は95%に上がるという結果でした。

 ただどんなに優れた道具も、その使い方が誤っているとその効果を十分に発揮できませんので、かかりつけの歯科医師へご相談の上、指導を受けるようにしましょう。

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