兵庫県保険医協会

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健康情報テレホンサービス

2017年9月

【火曜】顎がだるく感じたとき

 何かの作業をしていたり、考え事をしているときに上下の歯が触れたままになってしまっていませんか?こういった方は、TCH(Tooth Contact Habit)という、『上下の歯を持続的に接触させるクセ』が存在していることが考えられます。

 普通、上下の歯は何もしていないときは接触しません。会話や食事の際に瞬間的に触れあうだけです。ところが最近、TCHに該当する患者さんが急増しているのです。

 常にTCHの状態にあると、口の周りの筋肉が疲労を起こし、頭痛や肩こりの原因になります。また、むし歯でもない歯が痛んだり、歯がしみる知覚過敏を起こしたり、アゴの関節が痛くなってくるという症状が出てきます。また、「歯ぎしり」や「くいしばり」でも歯ぐきや筋肉に大きなダメージを与えます。

 一般的には自覚のない場合が多いので、この機会に次のような①~⑦の症状がないか確認してみてください。

① 片側の上下の歯がしみることがある

② 奥歯で噛むと瞬間的にピリッと痛むことがある

③ 歯の横の面が削れていて、歯が細くなったような気がする

④ 朝起きたときに、首筋や肩にコリを感じることがある

⑤ 仕事中、ふと気づくと噛みしめていたり、舌を上あごに吸い付けていたりすることがある

⑥ アゴが開かなくなったり、開くときに痛みを感じたりした経験がある

⑦ 頬のまわりの筋肉が硬く、いつも緊張している気がする

 TCHは、なにかに集中しているとき、パソコンをしているとき、テレビを見ているときなどに起こりやすいと言われています。クセとして無意識についついやってしまうものなので、なかなか自覚することは難しいと思います。

 改善方法としては、パソコンやテレビの隅に目印となるシールを貼っておき、それを見たら上下の歯を離すということを繰り返していくと、徐々に歯が接触している時間が短くなります。具体的には、「唇を閉じて、上下の歯を離し、頬の筋肉の力を抜く」ことを意識し、1日に何度も練習してみてください。TCHの改善方法を実行すれば、アゴの関節と口のまわりの筋肉は非常にリラックスし、緊張やこわばりから解放されます。

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