兵庫県保険医協会

会員ページ 文字サイズ

健康情報テレホンサービス

2018年3月

【水曜】立ちくらみ

 寝ていたり、急に立ち上がった時にフラッとなってしゃがみこみたくなるような不安を感じたことはありませんか?これを”立ちくらみ”と呼んでいます。この現象は、脳に血液・酸素が十分に送られないために起こります。
貧血、小脳や耳の病気、不整脈、パーキンソン病、糖尿病からくる神経障害、メニエール病などさまざまな病気や、頚動脈の血流障害、手術を受けた後のなくなった臓器の喪失感、術後の恐怖感などの原因によるものや、頻度は少ないですが、薬の副作用などによっても引き起こされます。多くは良性のものです。突然の痛みや、空腹、出血、脱水、長時間の立位、排尿・排便の刺激も関係します。
 血液も水と同じで下にさがろうとします。人間の体には血圧の調節をしている部分があって、その働きで血圧が急に下がるのを防いでいます。その働きが悪くなると立ちくらみの症状が起こります。いわゆる起立性調節障害です。
 この病気は年齢に関係なく起こります。はじめに述べた病気以外では、自律神経失調症がほとんどです。自律神経を安定させるには、日頃の生活態度が大切です。不規則な生活は避けましょう。早寝早起きをし、睡眠不足・過労を防ぎましょう。厚さ、寒さなどの気候の変化に対する対応も必要です。塩分は適切に取り、水分は十分取るように心がけましょう。適切な運動も大切です。タバコはだめです。アルコールの飲みすぎ、遅い時間にコーヒーを飲むことは控えましょう。
とにかく、ストレスの負荷が大きく関係しています。患者さんのお話を伺うと、内容は千差万別ですが、ストレスの原因をあえて大きく分類してみると、①すぐに結論が出せない状態のとき、②目標を失ってしまったとき、③努力が認められないときなどが背景にあります。問題を見つけても、相手を変えることはできませんので、自分の考え方を変えたり、目の付け所を変えたりしましょう。
立ちくらみが起こりそうな前触れがありましたら、ゆっくり起き上がることです。いったん座ってからゆっくり立ち上がるなど対策を考えましょう。
 気になるめまいがありましたら、お近くのかかりつけ医にぜひご相談ください。 
2017年 2016年 2015年 2014年 2013年 2012年 2011年 2010年 2009年 2008年 2007年 2006年 2005年
※健康情報テレホンサービス内検索です。