兵庫県保険医協会

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2018年12月

【年末年始】お餅の食べ方と食べ過ぎに注意!

 ことさら暑かった夏も過ぎこれから冬が訪れてきます。冬になれば焼き芋やお餅を食べる機会も多くなることでしょう。芋や餅のように乾燥していてパサパサしているものや粘り気のあるものは喉を通りにくく、喉でつかえて窒息させる危険性がありますので、食べるときは、最初にお茶などを飲んでから食べるようにしましょう。そして一度にたくさん口に入れず、一回で飲み込める量を口に入れましょう。

 また、お茶やお水でむせることがある場合は、飲み込むとき顎を少し引いた状態で一回づつ、きちんと飲み込みます。一回飲み込んでも念のためもう一度ゴクンと飲み込んで口の中に残らないようにすると良いでしょう。

 飲み込んだとき何かのどに引っかかったと思ったら、咳をしてのどをすっきりさせてから次の食べ物を口に入れてください。

 少し話が変わりますが、糖尿病にまつわるお話をします。糖尿病が心配だったり、すでに糖尿病になって糖質やカロリー制限を指導されておられる方は注意が必要です。お餅が好きで食事だけでなくおやつに食べる方も多いでしょう。砂糖醤油や黄な粉またはあんこ等につけて一度に数個ペロっと食べてしまう方もおられるのではないでしょうか。

 お餅はみなさんご存知のように蒸し米をついて作りますからご飯が圧縮されたようなものですので、カロリーもご飯に比べ高くなります。同じ100gでもご飯は168kcalですがお餅は235kcalと約1.4倍のカロリーがあります。糖質でも100g中にご飯36.6gに対し、お餅は49.6gと約1.4倍です。

 お餅100gがいくらぐらいの量かというとスーパーなどで一般的に売られている切り餅2個分です。多くの方は前述のようにあんこや砂糖醤油など糖質を付けて食べられると思いますのでさらにカロリー高めになってしまいます。ちなみにあんこは50gで120-130kcalもあります。餅2個ぐらいでは腹が膨らまないとついついいくつも食べてしまう方はかなり注意が必要です。

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