兵庫県保険医協会

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健康情報テレホンサービス

2019年7月

【火曜】口呼吸をしていませんか?

何気なくテレビを見ているときや考え事をしているときに口はしっかり閉じていますか?夏場でも唇が乾燥したり荒れている人は口呼吸です。

本来動物は、鼻呼吸ですが人間だけが言葉を話すようになって口でも息ができるようになりました。鼻呼吸では鼻のフィルターを通して空気を吸い込むので、空気は浄化され、さらに体温で温め湿気を加えて肺に送られます。

これによって冬の乾燥した冷気も浄化、加温、加湿され肺に入っていきます。

インフルエンザなどのウイルスは乾燥した空気にいますので、口呼吸していると浄化も加温、加湿もされない空気がのどに直接当たるので、感染しやすく、のども腫れやすくなるのです。

また口呼吸では、口の中も乾燥するので歯の着色が増えます。さらに乾燥して唾液の分泌が減ると、虫歯が増え口臭も出やすくなり、長年続くと歯周病も悪化します。

唇が閉じていないことで、出っ歯などの歯並びの原因にもなります。まさに口呼吸は万病の元なのです。

鼻が詰まって口呼吸しかできない人は、早めに耳鼻科にかかりましょう。意識すれば鼻呼吸できる人は、習慣化するように努力してください。

あいうべ体操、パタカラ体操など、唇や舌の筋肉を鍛えることで鼻呼吸しやすくすることもできます。歯科医院でも詳しく教えてもらえますので、ご相談ください。

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