兵庫県保険医協会

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健康情報テレホンサービス

2019年12月

【水曜】足首の捻挫

ジャンプで着地した時や、歩行中につまずいたり、階段を踏み外した時に足首をひねってしまうことがあります。

足首の捻挫は、スポーツで起こる最も多いけがのひとつです。バスケットボールやバレーボールでジャンプの着地で、誤って人の足の上に乗ってしまったり、サッカーや野球で、グラウンドのくぼみや芝生に足をとられて、足首をひねってしまうことがあります。

足首の捻挫の多くは、足首を内側にひねって起こります。このとき、芦の筋肉と骨をつなげている、「靭帯」がいたみます。外くるぶしの前や下に痛みがあり、腫れ、内出血がみられることがあります。また押さえると痛みがあります。

このように捻挫とは、関節を支えている靭帯をいためることです。靭帯の痛み具合によって捻挫の程度を3つに分けています。1度の捻挫は靭帯が伸びること、2度の捻挫は靭帯が部分的に切れること、3度の捻挫は靭帯が完全に切れることと定義されています。

足首の外側の靭帯は、3本の靭帯が組み合わされています。一番前の靭帯が最も切れやすく、次に、真ん中の靭帯が断裂することがあります。一番後ろの靭帯が切れることはほとんどなく、その場合は代わりに関節が「脱臼」を起こします。

捻挫を起こした時の応急処置としては、安静にして捻挫した部分を高くし、氷などで冷やして圧迫することが大切です。この処置によって出血や腫れを少なくして、痛みを和らげることができます。また、靭帯が切れてしまうと、足首の関節が不安定になるので、固定や手術による治療が必要なこともあります。スポーツに復帰するまでには数週間にわたるリハビリが必要なこともあります。

また成長期の子どもでは、大人のように骨がしっかり固まっていないので、靭帯にひっぱられて、靭帯の付着部に剥離骨折を起こすことがあります。一方高齢者では、骨がもろくなっているので、足首を捻って骨折を起こすことがあります。

いずれにしても、足首の捻挫は、ひどいときには治療に数週間以上は必要になりますので、早めに整形外科の医師を受診して治療を受けてください。

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