兵庫県保険医協会

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健康情報テレホンサービス

2020年6月

【火曜】大丈夫ですか?あなたの唾液

 こんな症状はありませんか?口の中がネバネバ、パサパサする。舌がピリピリする。口の中が粘って喋りにくい。乾いた食品が飲み込みにくい。夜間にのどが渇いて水を飲む。口臭がする。入れ歯で口の中が傷つきやすい。などの症状があれば、唾液の分泌量が減少しているかもしれません。

 唾液のこと、皆さんはどれくらい知っていますか?唾液は、もともと「血液」で、唾液腺にて唾液へと作り変えられます。一日におよそ大きなペットボトル1本分にあたる1~1.5リットルほどが分泌されています。

 唾液は、99%以上が水分ですが、残り1%ほどに、殺菌・免疫・消化などに関する重要な成分が含まれます。唾液は、みなさんが思う以上に多くの、そして重要な働きを担っています。主な働きとして、お口の中を潤して話しやすくしたり、食事のときに舌の働きをよくして飲み込みやすくしたりします。また食べかすを洗い流して、口の中を清潔に保ってくれたり、初期の虫歯で溶かされてしまった歯をもとに戻そうともします。さらにはお口の中を中性に保ち、虫歯になりにくくします。そして外から入ってくる細菌やウイルスなどもやっつけます。

 このように、唾液は口の中を潤すだけでなく、様々なトラブルから私達を守ってくれています。

 そのため、唾液が減ってしまうと、話すことや食事をすることが難しくなるだけでなく、健康な生活にも支障をきたすようになります。

 唾液が減ってしまう原因としては、加齢に伴う機能低下、生活習慣や環境、病気や薬の副作用などが考えられます。唾液を増やすには、よく噛んで食事をすることや、舌を意識的に動かすこと、唾液腺のマッサージを行うことなどで、唾液の分泌を促していくことが重要です。大きな唾液腺は、上の奥歯あたりの頬、顎のエラ部分の内側、そして顎の先の尖った部分の内側にあります。

 唾液には実に多くの働きがあり、私達のお口や体の健康に貢献しています。口の乾きは病気の重要なサインでもあるので、なにか気になることがありましたら、早めに医師・歯科医師に相談することをおすすめします。

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