兵庫県保険医協会

会員ページ 文字サイズ

健康情報テレホンサービス

2020年12月

【月曜】 目に異物が入ったら

 眼球は外に露出しているため、時として異物が入ることがあります。そのような場合にはどうしたらよいのでしょう。いくつかの場合に分けて考えてみましょう

 まず、はじめに固形物が目に入った場合です。バイクなどに乗っていて木のくずなどが目に入った時や、砂場で目に砂が入った時、あるいは洗顔剤の小さな粒が瞼の裏に入り込むこともあります。異物感や充血、二次感染による目やになどの症状や、角膜に傷がついた場合には見えにくさと共に強い痛みが生じることもあります。鉄の小さな破片が角膜(黒目)に刺さった場合は少々厄介です。放っておくと化膿するだけでなく、鉄があっという間に錆び、透明であるべき角膜を赤茶色に染めてしまいます。角膜中央までサビが広がると、視力低下などの後遺症が残ることさえあります。

 また、コンタクトレンズがずれてしまった、または一部が割れて目の中に残ってしまったなどの場合は、眼球を直接指で触って探すなど深追いは決してしないで下さい。異物が眼球の後ろ側まで回り込むようなことはあり得ません。目の奥に入ってしまった固形物を眼球から取り除くというのは、眼科専門医の仕事です。

 2番目に、釣りのルアーなど何かが目に刺さった場合です。この場合は無理をして自分たちで取り除いたりせず、刺さったままで直ちに眼科を受診して下さい。ご自身で無理に取り去ったりすると視力が回復しなくなる場合もあります。

 最後に、化学薬品などが目に入った場合です。消毒液やクリーナー、シンナーやアルコールなどの有機溶剤、接着剤、お酢やレモン汁などがあります。固まる前のセメントや石灰などの強いアルカリ性物質も眼科的に厄介ですが、酸性であれアルカリ性であれ、目に入ったらとても痛いはずです。まず救急処置として指でしっかり瞼を開けて、上下左右に目を動かしながら、流水で数分以上十分に洗い流しましょう。蛇口から流れ出る流水で、まず十分に洗い流し、薄めるということがとても大切です。これをするのとしないのとで、重い後遺症が残るかどうかが決まることがあります。「まず直ちに水で洗う!」、これを覚えておいてください。 

 いずれの場合も直ちに眼科を受診し、状態のチェックと必要な処置および目薬などの処方してもらうことがとても重要です。「ゴミぐらい」と気軽に考え決してそのままにしないで、眼科を受診してください。

2019年 2019年 2018年 2017年 2016年 2015年 2014年 2013年 2012年 2011年 2010年 2009年 2008年 2007年 2006年 2005年
※健康情報テレホンサービス内検索です。