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健康情報テレホンサービス

2021年1月

【水曜】 ウォーキング -足が痛くなったら-

 皆さんもよく耳にされると思いますが、ウォーキングは健康維持に良く、肥満や生活習慣病の改善にもつながります。ウォーキングは、いつでもどこでもでき、一人でも、またご家族や友人とでもできる簡便で安価な運動です。自分のためだけでなく、近場の用事などは車を使用せず歩いて行けば、CO2の削減・地球温暖化防止への貢献にもなるでしょう。

 「いろいろな先生に言われているので、そんなことよく分かっている、でも足の関節が痛くてウォーキングができない」とか、「ウォーキングすると足が痛くなるのでしたくない」という方もおられます。

 ウォーキングによる足の痛みでは、靴や装具などの工夫によって軽くなることもありますが、今日は、股関節から膝、足関節、足の裏までの、いろいろな足の痛みを起こす病気についてお話します。

 第1は、「変形性関節症」です。関節の軟骨がすり減ったために、階段の昇り降り、歩き始め、歩き過ぎの時に痛みが出ます。人によっては関節が腫れる場合もあります。

 第2は、脚の動脈硬化がひどくなって血管が狭くなり、血流が悪くなる「閉塞性動脈硬化症」や、背骨の内部の神経や脊髄が圧迫される「脊柱管狭窄症」です。これらは、歩くと足が痛くなるが、休憩すると痛みがとれてまた歩けるようになるのが特徴です。

 第3は、腱鞘炎です。これは足の使い過ぎによって筋が腫れている状態のことで、手で押さえると痛みがはっきりします。股関節の外側であれば「大腿筋(だいたいきん)(まく)張筋炎(ちょうきんえん)」、足関節の後ろであれば「アキレス腱周囲炎」が考えられます。足の裏の腱膜炎は、「足底筋膜炎」とも言われ、体重をかけると踵と足の裏が痛くなり、押さえるだけでも痛むものです。

 その他、「外反母趾」という足の親指の変形によっても、歩くときに痛みが出ます。また、足の裏に体重がかかり、皮膚が硬く分厚くなって起こる鶏眼、すなわち「魚の目」と言われているものも、歩くときに痛みます。

 また、化膿していたり腫瘍ができていたりする場合などいろいろな病気が考えられますので、下肢の痛みが強い場合は専門医を受診してください。早期発見・早期治療が何より大切です。

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