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健康情報テレホンサービス

2021年10月

【火曜】 結膜下出血とは

 急に目の白目部分がべったりと赤く染まり、びっくりされることがあると思います。痛みやかゆみ、目やにがないことから、自分では気が付かず人から指摘されてはじめて気づくこともあります。これは結膜下出血といい、目の結膜下の小さい血管が破れて出血したものです。

 結膜というのは眼の白目の部分である強膜という組織を覆っている薄い膜で、大小の血管が多数存在しています。一方、黒目の部分である角膜には血管はありません。

 結膜下出血と結膜炎などで生じる充血との違いは出血では血管の走行が見えないのに対し、充血は細い血管が拡張しているのが見えます。

 結膜下出血の症状は先ほど述べたように、痛みやかゆみ、目やになどはなく、見えにくくなったり、視野が欠けたりすることもありません。出血の程度は小さな点状のものから眼球結膜全体に広がるものもあります。血が固まりにくくなるお薬を内服されている場合は、出血が多くなりやすいです。通常は1,2週間で自然に吸収されて、もとの白目に戻ります。時に再出血や、出血が吸収されるのに1か月以上かかる場合もあります。もともと自然に治るものなので、治療も不要ですし、出血の吸収を早める点眼や飲み薬もありません。

 眼科の受診が必要な状態は目をぶつけたり、ボールがあたったりした眼のケガに伴う出血、痛みやかゆみ、目やにを伴う場合、頻繁に繰り返す場合です。眼のケガに伴う場合は出血だけでなく、眼球破裂と言って眼球の一部が破れていたり、網膜剥離などを生じていたりします。その場合は緊急で手術が必要です。また痛みや目やにがあるときにはウイルス性結膜炎であることもあります。また、出血しやすい人や、動脈硬化や糖尿病がある人は、これらを繰り返すことがありますので、内科受診する必要がある場合もあります。とくに症状がない場合でも心配な場合は一度受診されてもいいと思います。

 結膜下出血は見た目が派手な割に、視力への影響はほとんどなく、自然に治るものですので、あまり心配がいらない疾患です。

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