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健康情報テレホンサービス

2022年1月

【木曜】 淋菌感染症(淋病)

 淋病は男性の患者数が多く、かつてはクラミジアに次いで多かった性感染症です。2002年をピークに減少傾向ではありますが、男女ともに特に20代前半に多く見られます。淋菌が原因菌となり発症する病気です。粘膜を介して感染するため、人から人へ性的接触によって感染が拡大します。不特定多数との性行為や、コンドームを使用せずに性行為を行う以外に、オーラルセックスによって感染が広がるのも特徴です。近年減少傾向にある淋病ですが、特に問題とされているのが抗菌薬への耐性を持った耐性淋菌の存在です。(これは、抗生物質の乱用により効かない淋菌が増えたということです。)

 性器に感染した時の男性の症状は、尿道から黄白色の膿が出る、排尿時痛、尿道の熱感、等の淋菌性尿道炎になります。また、尿道炎を放置して陰嚢に感染すると炎症を起こし、高熱が出て陰嚢が腫れ上がります。

 女性の場合は症状に乏しく、進行すると淋菌性子宮頸管炎になり不妊の原因になります。

 オーラルセックスによって咽頭に感染した場合、淋菌性咽頭炎になります。無症状の場合が多く、風邪と間違えられやすい症状が特徴です。

 淋病は、性感染症ですから、まずご自身に身に覚えがあり、上記のような症状があれば、速やかに病院または診療所を受診してください。男性は泌尿器科、女性は婦人科をお勧めします。受診されたら、問診と診察。尿検査と尿培養検査で確定診断します。淋病は、適切な治療と確認検査で完治可能な病気です。恥ずかしがらずに速やかに受診してください。これが、感染拡大や重症化を防ぐことに繋がります。また、パートナーに感染させる恐れがある為、同時に治療をすることが望ましいです。治療のタイミングが、チグハグになるとピンポン感染となり、いつまで経っても治らない状況になります。気をつけてください。

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