兵庫県保険医協会

会員ページ 文字サイズ

健康情報テレホンサービス

2026年1月

【木曜】突然おしっこがしたくなる病気

急におしっこがしたくなりがまんすることがつらくトイレに走っていったことはないですか?これは専門用語で「尿意(にょうい)切迫感(せっぱくかん)」といい、「過活動膀胱」という病気の可能性があります。過活動膀胱は突然おしっこがしたくなり、我慢がつらい尿意切迫感があり、その他、1日に8回以上とおしっこの回数が多い「頻尿」、夜寝ている間におしっこのために1回以上起きる「夜間頻尿」、さらに我慢しきれずに漏れてしまう「切迫性尿失禁」などがよくみられる症状です。

40歳以上の8人にひとりは過活動膀胱の症状があり、年齢とともにその頻度は増していきます。最近テレビでも過活動膀胱の情報がよく流れるようになり、医療機関を受診される方が年々増えています。過活動膀胱はどんな病気でしょうか?まず尿は腎臓で作られ尿管という管をとおって膀胱に運ばれます。

膀胱は尿をためておき必要なときに体の外に排出する臓器で、脳から神経を通じて指示をうけて働いています。つまり膀胱が満タンになるまで尿を漏らさずにためておき、満タンになったら一気に残らず体の外に排出するのです。過活動膀胱は膀胱が過敏な状態になり尿をためておくことができなくなる状態です。脳梗塞やパーキンソン病などの神経のトラブルで起こるものもありますが、大多数は原因がわからないか加齢によるものです。また男性では膀胱のすぐ下で尿道をとりまいている前立腺が高齢になると大きくなって尿道圧迫するため尿がでにくくなる「前立腺肥大症」が過活動膀胱の原因となります。

治療は膀胱の緊張をやわらげる飲み薬や張り薬で治療できます。また骨盤の筋肉を鍛えるトレーニングや膀胱に尿をためるトレーニングも効果があります。

過活動膀胱は命にかかわる病気ではありませんが治療でよくなる病気です。「歳のせい」とあきらめずに医療機関に相談してみましょう。

2026年 2025年 2024年 2023年 2022年 2021年 2020年 2019年 2018年 2017年 2016年 2015年 2014年 2013年 2012年 2011年 2010年 2009年 2008年 2007年 2006年 2005年
※健康情報テレホンサービス内検索です。