兵庫県保険医協会

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健康情報テレホンサービス

2026年1月

【月曜】網膜剥離

 目の奥には「網膜」と呼ばれる神経の膜があります。

 カメラでいえばフィルムにあたる部分で、光を感じ取り、脳に映像を伝える大切な働きをしています。

 この網膜が内側からはがれてしまう状態を「網膜剥離」といいます。

 放っておくと視力が大きく低下し、最悪の場合は失明してしまうこともある、注意が必要な病気です。

 原因不明の場合が多いですが、「強い近視」「外傷」「糖尿病」や、「アトピー性皮膚炎」で目の周りを絶えず掻くことによっても起こります。

 また、中高年の方では、眼の中を満たすゼリー状の組織「硝子体(しょうしたい)」が加齢で縮み、網膜を引っ張って裂け目を作ることがあります。

 これを「後部硝子体剝離」といい、網膜剥離のきっかけになることがあります。

 そのほか、白内障などの手術後、目をぶつけたあと、あるいは家族に網膜剥離を起こした方がいる場合にも、注意が必要です。

 主な自覚症状は、「飛蚊症(ひぶんしょう)」と呼ばれる、黒い糸くずや、虫のような影が見える症状や、稲妻の様な光がピカッと走る「光視症(こうししょう)」、また、見える範囲の一部が欠ける・暗くなる、といった、視野の変化などです。

 これらの症状が急に現れた場合は、できるだけ早く眼科を受診してください。

 網膜剥離は、早く見つかればレーザー光線による簡単な治療で済むことが多い病気です。

 しかし進行すると、入院しての外科手術が必要となり、場合によっては失明に至ることもあり得ます。

 早期発見・早期治療が何より大切です。

 飛蚊症や視野の異常を感じたときは、迷わずお近くの眼科を受診しましょう。

 また、40歳以降は日ごろから年に一度の眼底検査を受け、「自分の目のホームドクター」となる地域のかかりつけ眼科を持っておくと安心です。

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