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健康情報テレホンサービス

2026年3月

【木曜】後鼻漏

 余り聞き慣れない言葉ですが、れっきとした医学用語です。鼻水が鼻の前にあたる、左右の穴から液体が出るのを一般に鼻汁(鼻水)と言いますが、鼻の後方にあたるのど(鼻咽喉)へ流下してくるのを「後鼻漏(こうびろう)」と言います。
 通常、健康な状態でも「のど」の乾燥を防ぐため、少量の鼻汁は前後に流れています。元々、人類の先祖は魚で、左右にある鼻孔に海水を入れて嗅いを感じていましたが、約3億年前、陸に上陸する途上の両生類(カエルやイモリの仲間)の時代に鼻孔の奥がのどとつながりました。
 感冒や副鼻腔炎やアレルギー性鼻炎で大量の鼻汁が後方に流れたり、鼻と「のど」の境目である上咽頭に粘液がへばり付くと非常に不快感が強くなります。咳をしたり、あるいは咳ばらいをして除去したり、うがいで外へ出します。
 稀ですが、頭部外傷後にサラッとした「水様性」の液体が耳管を通してのどから出ることがあります。頭蓋骨がダメージを受けている可能性もあるので、早急に脳神経外科などを受診することが勧められます。また鼻咽喉から出てきた液体に血液が混入している場合、小児においては鼻の内部の異物や、成人では上顎に癌等の悪性腫瘍が隠れていることもあります。特に大人で繰り返す場合は耳鼻科を受診してください。
 特に、冬の乾燥期に後鼻漏が下咽頭に付着しやすくなりますので室内、特に寝室の加湿をすることが重要です。加湿器を室内に置くか、または濡れたバスタオルをハンガーで室内に吊り下げても良いでしょう。

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