【会員医療機関の皆さまへ】
この内容は掲載日時点のものです。その後の疑義解釈通知や点数改定等により変更している場合もありますので、最新の内容は協会までお問い合わせください。
歯科
歯科保険請求QandA(162)
◆支払基金 歯科審査情報提供事例・2025年9月29日付新規
支払基金の審査情報提供事例は、審査の透明性を高め、審査の公平・公正性に対する関係方面からの信頼の確保を目的に、一般的取り扱いとして公表されています。なお、個別の審査で画一的、一律的に取り扱われるものではないことをご留意ください(その他の事例は支払基金HPでご確認ください)。
257 初期う蝕早期充填処置(シーラント)④
○取り扱い:原則として、う蝕歯即時充填形成(充形)を行った月の翌月以降における同一歯に対するシーラントの算定を認める。
○取り扱いを定めた理由:充形を行った後、歯の状態の変化等によって、臨床上、同一歯の他歯面にシーラントを行う場合がある。
○留意事項:充形からシーラントまでの期間等診療状況が不明な場合には、必要に応じて医療機関に対して照会を行い、個々の症例により判断する必要がある。
258 う蝕歯インレー修復形成(修形)③
○取り扱い:原則として、知覚過敏処置を実施し、後日、同一歯に対して、非金属歯冠修復「レジンインレー」または「CAD/CAMインレー」を装着する場合の修形の算定を認める。
○取り扱いを定めた理由:歯の根面に知覚過敏が生じ、歯冠部にう蝕が生じる等の歯の状態により、同一歯に対して、知覚過敏処置を実施した後、別の日にレジンインレーまたはCAD/CAMインレーを装着する必要があり、修形を行う場合がある。
◆歯科用貴金属告示価格12月から引き上げ!高騰に追い付かず!
「歯科鋳造用12%金銀パラジウム合金」の2025年12月1日随時改定では、1gあたり3,802円で、前回(3,445円)から357円(10.4%)の引き上げとなり、30g換算で114,060円となり、現行の103,350円から10,710円の引き上げです。
例:金パラ大臼歯FMC1,672点→1,797点(+125点)。
しかしこれは2025年7月から9月までに取引された素材の平均価格がもとになっており、直近の金価格の急激な高騰は今回反映されません。協会・保団連は緊急改定、財政措置を厚労省に強く要望しています。改定点数は11月25日付全国紙に掲載、点数早見表冊子は12月月刊保団連に同封して全歯科会員にお送りします。
2025.11.15
