兵庫県保険医協会

◇出席

　24人

◇情勢

　財務省財政制度等審議会は「春の建議」をまとめた。国民負担軽減を名目として社会保障関係費のさらなる抑制のため、診療報酬のマイナス改定を示唆する内容となっている。医療提供体制については、民間病院に対しても病床削減を推し進めるため、保険医療機関指定取り消しなどを含めた都道府県知事の権限強化などを提言している。

◇医療活動報告

　中医協診療報酬改定結果検証部会(5/31)では、紹介状なしの大病院受診時の定額負担の導入の実施状況調査について報告された。また、６月１日に実施された「保険で良い歯科医療を」全国連絡会による歯科技工問題についての経済産業省要請行動および保団連近畿ブロックによる歯科診療報酬、介護報酬改善を求める厚生労働省要請行動が報告された。

◇組織強化月間と共済普及対策

　５月末に組織現勢7361人となり、16年度総会目標を超過達成したことなどが報告された。

◇歯科部会

　学校歯科治療調査結果についてマスコミ等から強い関心が寄せられていること、6月4日に「保険でより良い歯科医療を」兵庫連絡会が開催した市民シンポジウム「口から見える貧困 健康格差の解消をめざして」の内容が報告された。