兵庫県保険医協会

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審査対策部だより

大塚蒸留水の減点・復活事例

2018.06.05

〈患者〉
国保・男性
 
〈診療年月〉
2016年10月
 
〈主な傷病名・診療開始月〉
糖尿病(2013年11月2日)、慢性肝炎(2013年11月2日)、脳梗塞後遺症(2013年11月2日)、鉄欠乏性貧血(2015年1月23日)、慢性心不全(2015年12月25日)、胆のう結石症(2016年5月7日)、低蛋白血症(2016年9月24日)、脱水症(2016年10月1日)、右膿胸(2016年10月12日)、接触皮膚炎(2016年10月14日)、MRSA感染症(2016年10月17日)等
 
〈主な請求内容〉
 ※一般病棟入院基本料10対1算定病院
 
(40)持続的胸腔ドレナージ(開始日) 550×1
   キシロカイン注ポリアンプ0.5% 10mL 1管
   大塚蒸留水 1L 1瓶 31×1
   管針カテーテル(シングルルーメン・標準型)1本
   ニプロトロッカーカテーテル16Fr 198×1
 
〈減点内容〉
支払基金より、大塚蒸留水がB項(過剰)として査定
 
・キシロカイン注ポリアンプ0.5% 10mL 1管
 大塚蒸留水 1L 1瓶 31×1→9×1
 
〈協会コメント〉
「大塚蒸留水」は胸腔ドレナージの際の陰圧調整のため用いられたとのことですが、注射用水1リットルという分量が一般的に見て過剰だと判断されたと思われます。残量廃棄されたとのことですが、少量ボトルも薬価収載されておりますので、今後はそちらを使用されてみてはいかがでしょうか。なお、多数の傷病名は重点審査の要因にもなりかねませんので、病名整理にご留意いただければと思います。
 
〈再審査請求コメント〉
右膿胸で重篤な感染症を呈しており、胸腔ドレナージの培養にて、緑膿菌並びにMRSAを検出。(中略)蒸留水においては、吸引圧によって量が決められており、今回600mL必要であったため使用しました。なお、残りは残量廃棄となっております。
 
〈再審査請求結果〉
復活
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