兵庫県保険医協会

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審査対策部だより

血糖自己測定器加算(間歇スキャン式持続血糖測定器)の減点・復活事例

2021.10.05

〈患者〉社保・女性
〈診療年月〉2020年8月
〈主な傷病名・診療開始日〉
 膵全摘後二次性糖尿病 2013年4月12日
 糖尿病        2019年6月3日
〈主な請求内容〉
 再診料 73×1
 在宅自己注射指導管理料 750×1
 血糖自己測定器加算
 (間歇スキャン式持続血糖測定器によるもの)1,250×1
 HbA1c 49×1
 生化学的検査(Ⅰ)10項目以上 109点
 処方箋料 68×1
〈減点内容〉
 血糖自己測定器加算(間歇スキャン式持続血糖測定器)1,250×1
 →同(60回以上)830×1
 ※保険者再審により、C項査定(A・B以外の医学的理由)
〈主治医コメント〉
 膵全摘後で1日4回以上の測定が必要。強化インスリン療法を行っている患者であるため、間歇スキャン式持続血糖測定器の算定要件を満たすのではないか。
〈協会コメント〉
 自己注射の処方内容(種類・用法・用量)から「強化インスリン療法」と認められなかった可能性があります。「強化インスリン療法」として処方されている旨など詳記の上、再審査請求されてみてはいかがでしょうか。
〈再審査請求コメント〉
 2013年当院初診時より超即効型インスリン(ノボラピッド、3回/日・各食直前2~4単位)と持続型インスリン(トレシーバ、1回/日・1~2単位)の計4回打ち(強化インスリン療法)で治療中。2020年8月~12月は持続型インスリンが手持ちに多数あり処方していなかったが、強化インスリン療法は変わらず継続している。
〈再審査請求結果〉
 復活