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【声明】大飯原発3・4号機の再稼働方針に反対する

2018.02.24

大飯原発3・4号機の

再稼働方針に反対する

兵庫県保険医協会

環境・公害対策部長 森岡芳雄

 関西電力は使用前検査中の大飯原発3号機(福井県おおい町)を3月13日に、4号機を5月中旬にそれぞれ再稼働させる方針であることが報道されている。東京電力福島第一原発事故の収束作業も見通せず、多くの国民が「脱原発」を求めている中での原発の再稼働は断じて許されない。

 大飯原発3・4号機は、2014年、福井地裁によって「安全技術や設備は、確たる根拠のない楽観的な見通しのもとに初めて成り立ちうる脆弱(ぜいじゃく)なもの」などとして関電に運転差し止めを命じる判決が出された原発で、関電は控訴し、名古屋高裁金沢支部で控訴審中だ。関電が「判決が差し止めと確定しない限り、法的に再稼働は可能だ」として、裁判所の判断を待たず再稼働させるのは許されない。

 原子力規制委員会による安全審査でも、主要な判断基準だった基準地震動(最大の揺れ)の算定方式について、専門家から過小評価の可能性が指摘されており、事故が起こる危険性は払拭されていない。原子力規制委員会に対して、再審査を行うよう求める。

 原発が集中立地する福井県では、巨大地震等により同時事故が起こる危険性もある。特に高浜・大飯両原発は直線距離で約13・5キロしか離れていないにもかかわらず、同時事故を想定した避難計画は策定されていないなど、不十分極まりない。原発の重大事故や同時事故による放射能汚染は広域であり、原発立地自治体の同意だけで地元同意がなされたとして再稼働させようとしているのは不適切だ。

 われわれは、いのちと健康をまもる医師・歯科医師として、事故による放射能汚染の危険性を内包し、安定処分できない危険な核廃棄物を出し続ける原子力発電所の新設、増設、再稼働に断固反対する。大飯原発3・4号機の再稼働計画の中止と脱原発、原発廃炉を基盤にした地域再生への助成を政府・関西電力に強く求める。

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