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歯科技工問題懇談会・中央要請行動 歯科技工士の低賃金長時間労働の改善を

2017.01.25

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井坂信彦(1.中央)・堀内照文(2.左2人目)両衆議院議員に要請書を手渡す吉岡正雄(1.右2人目)・加藤擁一(1.左端)両副理事長、雨松真希人(1.左2人目)・斎藤宣明(1.右端)両歯科技工士

 「保険で良い歯科医療を」全国連絡会は12月8日、東京・国会議員会館で第3回歯科技工問題を考える懇談会を開催し、中央要請行動を行った。兵庫協会からは、「保険でより良い歯科医療を」兵庫連絡会代表世話人の吉岡正雄協会副理事長、世話人の加藤擁一協会副理事長が参加。他に、兵庫連絡会から、歯科技工士の雨松真希人氏(全国連絡会会長)と斎藤宣明氏が出席した。
 懇談会には、全国から歯科医師、歯科技工士、国会議員・秘書、マスコミ関係者ら94人が参加。
 宇佐美宏保団連歯科代表が保団連「2016年歯科技工所アンケート」の調査結果の概要について報告。歯科技工士の低賃金・長時間労働の実態を明らかにし、保険技工物の現行料金が歯科技工士・所の希望価格の6〜7割程度に過ぎず、その原因として、「歯科技工所間のダンピング競争」や「歯科医院による値下げ要請」が挙げられているとした。
 フロアからの発言では斎藤氏が「大手ラボのダンピングを止めないと経営者を育てることができない。国は実態を把握しているのか、補綴を作る医療人として訴えたい」とした。
厚労省・国会議員へ要請
 厚生労働省への要請では、保団連アンケートで明らかになった歯科技工士の低賃金・長時間労働への認識をただし、労働時間と原価計算に基づいた製作技工・保険点数の決定プロセスの確立と、実効性ある委託技工の取引ルールの明確化を求めた。
 厚労省側は歯科技工の現状について「厳しいと認識している」と認めた。また、連絡会が、厚生労働科学研究の労働実態調査について、CAD/CAMシステムへ誘導し零細歯科技工所を淘汰する意図があるのではないかと危惧を示したところ、「CAD/CAMシステムに特化しすぎたので軌道修正し、次回の懇談では結論を報告したい」とした。
 また、厚労省はダンピングの実態の調査・把握をしていないことを認め、連絡会からは公益性ある保険診療の中で歯科技工を市場取引に委ねていることこそが値下げ競争の問題の根本にあるので、次回懇談までに是正策を検討するよう求めた。
 兵庫選出国会議員への陳情では、厚生労働委員会で歯科技工問題について質問した日本共産党の堀内照文衆院議員と、民進党の井坂信彦衆院議員と面談した。
 堀内氏は、「CAD/CAMシステムで合理化しても、ダンピングに拍車をかけるだけ。歯科技工の保険点数と価格をいかに適正にしていくかが必要だ」とし、井坂氏は懇談会のあいさつで「電通の過労自殺があったように長時間労働は放っておけない。民進党の参議院選挙マニフェストに、歯科技工士の賃金・労働時間等の就労環境を改善し、『製作技工に要する費用』の考え方を明確にすることを盛り込んだ」とした。
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