兵庫県保険医協会

 

　協会が、日本の医療制度の問題をクイズで知ってもらおうと取り組む、景品付きクイズチラシに1千件を超える「声」が寄せられている。昨秋10月〜1月まで実施した第1シーズン「日本の医師数は多いの？　少ないの？」は、医師数や女性医師の割合、医師の勤務時間について他の先進国と比較する出題で、7千通を超える応募があり、さまざまな「声」が寄せられた。一部を紹介する。

応募者から寄せられた声

医師の労働過酷と知らず驚き

・安心して治療が受けられるよう、医師数を増やしてほしいです。
・お医者さんを取り巻く環境がこんなにも過酷とは知らず驚きました。
・高齢化で患者が増えるのに、医師が減るとどんどん医師一人ひとりの負担が増え、そして辞めるという悪循環につながるのではないかと懸念します。
・近所に小児科が少なく困っています。小児科医が増えることを願います。
・命を支える医師が健康で働きやすい国になってほしいです。
・日本は医師数をもう少し増やして医師の労働時間を減らさないと医療が崩壊しかねません。
・介護老人保健施設でナースの仕事をしています。医師数の低さ、長時間労働で過労死ラインにあることに驚きました。当施設でも医療度はどんどん高くなり、在宅に戻れる利用者さんはわずかです。安心できる医療・介護・年金の実現を願いますね。

女性医師増やしてほしい

・あちこちに病院があり、最近TVでは女医さんが多く取り上げられているため、日本は、女性医師は多いと思っていましたので、このチラシを見て私の考えとは異なる現実に驚きました。もっと日本で医師数が増え、過酷な労働が改善され、国民がよりよい医療が受けられるよう望みます！
・女性医師が増えると、女性患者も安心して受診できます。
・日本の女性医師の割合がこんなに低いとは思わず驚きました。
・もっと医師数（特に女性医師）が増えて、労働条件が改善されることを望みます。
・世界的に見れば日本の医師は少ない上、女性医師が特に少ないことがよく分かりました。医師の労働環境改善の必要性を感じました。
・女性は女性医師に診てほしいと思う人がかなりいると感じています。特に女性に特有の疾患やメンタル面は男性医師には理解しきれないのではないでしょうか。育休、産休、夜勤への配慮などを行い、女性医師の確保に努めてほしいです。
・産科・婦人科で特に女性医師をもっと増やしてほしいです。
・日本の医師数は先進25カ国のうち22位、女性医師は25位で最低とは知りませんでした。地方都市で今後医師が増えればいいなと思いました。
※第2シーズンは現在実施中。まだご参加でない医療機関は、ぜひ今から、グッズをご注文ください！