兵庫県保険医協会

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インタビュー(1) 今こそストップ!患者負担増署名 まず医療者が学び問題知らせよう 淡路市・大橋医院  大橋 明先生

2017.04.15

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負担増計画について医療者が知り、伝えることが大切と語る大橋先生

 政府は今国会に介護保険法の改定案などを提出し、患者や介護利用者の負担引き上げを狙っている。協会はこの負担増計画を阻止しようと「今こそストップ!患者負担増」請願署名に取り組み、4月6日現在4538筆が寄せられている。協会は5月末までに3万筆を目標に、全会員に協力をお願いしている。医療機関の取り組みをシリーズで紹介する。
 当院は先代である父親の時代から協会の署名運動に積極的に取り組んできました。そのためスタッフも非常に協力的で、どんどん署名を集めてくれます。
 当院は院内処方ですので、薬を用意する時間を利用して、患者さんと直接対話しながら署名の内容を紹介し、多くの方に協力いただいています。協会から最初に送られてきた10枚の署名用紙もすぐにいっぱいになりました。
 淡路島は車社会で、どうしても運動不足になりやすく、糖尿病など生活習慣病の患者さんも多くみられます。今でも重い患者さんの負担がこれ以上増えれば、受診が抑制され、病気の予防・早期発見の遅れによる重症化でかえって多くの医療費がかかる恐れがあると危惧しています。
 今進められている医療・介護の制度改悪について、多くの患者さんは知りません。自分に関係すると思っている方はさらに少ないように思います。署名やパンフレットを使いながら対話すると、自分に関わることだと分かってもらえます。  まず、私たち医療従事者が政府の進める患者負担増計画について知り、署名運動を通じて患者さん・国民に知らせていくことが大切だと思います。
 私も幹事を務める淡路支部は、前回の「さらなる負担増計画の中止を求める」請願署名で、支部目標を大きく超える、多くの署名を集めました。私も微力ですが協力したいと思いますので、できるだけ多くの会員の皆さまにご協力いただけたらと思います。
 協会には新聞等を通じ、今後も政府の患者負担増計画について、問題点等を分かりやすく知らせてほしいと思います。
(署名の追加注文は電話078-393−1807まで)
今こそストップ! 患者負担増署名 Q&A
 協会が取り組む「今こそストップ!患者負担増」署名について、会員から寄せられた質問を紹介する。

Q 予算が成立したけど署名の効果は?

A 〝実施〟まで負担増反対運動は有効です

 国会では2017年度の政府予算が成立し、「新年度で家計の負担が増える」などと報道されています。この中には高齢者の患者負担にかかわる予算も盛り込まれています。
 今、協会が取り組んでいる「医療・介護の負担増の中止を求める請願署名」(「今こそストップ!患者負担増」署名)は、6項目の要求がありますが、そのうちの3項目(1.70歳以上の患者負担限度額を引き上げないこと、2.入院時の光熱水費の負担を増やさないこと、3.後期高齢者の保険料を引き上げないこと)は、今回の予算成立によって、影響を受けます。
 しかし、これらはただちに実施されるわけではありません。実施までにはまだ期間があり、政省令改定などの手続きも必要です。世論と運動によって、実施までに方針が修正されたり、期間が変更されたりしたことは過去にも例があります。今回、後期高齢者の保険料引き上げにつながる保険料特例予算が廃止されましたが、この特例措置自身、後期高齢者医療制度の本法では負担増が決定していたものを、世論の盛り上がりで実施を延期させていたものです。
 高額療養費制度の改定については、厚労省は本年8月と来年8月の2段階で行う方針ですが、厚労省に簡単に具体化させない請願署名運動が必要です。
 また、請願項目の他の2項目(1.受診するたびに定額の窓口負担を上乗せしないこと、2.湿布薬、痛み止め、うがい薬、漢方薬などを保険からはずさないこと)は、昨年の署名運動で計画の先送りを実現したもので、引き続いて署名運動を盛り上げることが必要です。もう一つの項目である介護保険の改悪案は、現在も国会で審議中です。
 今回の請願署名運動は、今国会の会期末である6月までを提起した運動ですが、予算に盛り込まれた項目を含め、政府・厚労省に対して有効な請願署名運動です。大いに医療関係者として、患者さんの声を集め、政府に要求していきましょう。


医療・介護の負担増 今こそストップ!
署名にご協力を!!
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