兵庫県保険医協会

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【声明】「医療保険の給付率を自動的に調整する仕組み」を導入しないよう求める

2018.05.16

内閣総理大臣 殿
厚生労働大臣 殿
財務大臣   殿
国会議員  各位

「医療保険の給付率を自動的に調整する仕組み」を導入しないよう求める

  兵庫県保険医協会

第1075回理事会

 2018年4月25日に開催された財政制度等審議会財政制度分科会で「医療保険の給付率を自動的に調整する仕組み」についての議論が行われた。この「仕組み」は「経済成長や人口動態を踏まえ、支え手の負担能力を超えるような医療費の増加があった場合に、ルールに基づき給付率を自動的に調整する」もの、つまり医療費の増加に応じて窓口負担を引き上げるというものである。同分科会では「人口減少が本格化する前に速やかに導入すべき」とされた。

 しかし、この間の度重なる患者負担増はすでに、国民を国民皆保険制度から遠ざけており、医療現場では、受診抑制による疾病の重症化などが深刻となっている。この「仕組み」の導入によるさらなる窓口負担の引き上げは、この流れに拍車をかけ、患者・国民の命と健康を脅かすものである。

 また、この「仕組み」は「将来にわたって7割の給付を維持すること」とされた健保法附則にも反する。保険料を負担した上で、患者窓口負担がこれ以上高率になれば、「だれでも」「どこでも」「いつでも」高水準の医療を受けられるという公的医療保険制度を、負担に耐えられる患者だけがその恩恵を享受できるという制度に貶めることとなる。

 国民の命と健康を守る医師・歯科医師としてこのような「仕組み」の導入を許すことはできない。政府・財務省はこの案を今すぐに撤回すべきである。

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