兵庫県保険医協会

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10・22 国会要請行動・いのちまもる総行動 医療の公益性を訴え

2020.11.05

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盛山議員(中央)に要請書を手渡した

 協会は10月22日、国会要請行動を実施。国会議員へ、新型コロナウイルス感染症対策と、患者窓口負担の引き上げ中止を要請した。協会から川西敏雄副理事長と白岩一心理事が参加。盛山正仁衆議院厚生労働委員長(自民党・上写真)と大門実紀史参議院議員(共産党)、福島瑞穂参議院議員(社民党)が面会に応じた。
 同日には日比谷野外音楽堂にて、「♯いのちまもる 医療・社会保障立て直せ!10・22総行動」が開催された。集会の様子は、オンラインにて同時配信がなされ、協会でも視聴会を開催。西山裕康理事長ら11人が参加した。

10・22国会要請
医療機関の経営保障と窓口負担引き上げ中止を
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福島議員(上写真中央)と、大門議員(下写真左)に要請書を手渡す協会役員

 国会議員への要請では、川西副理事長と白岩理事が、(1)新型コロナウイルス感染症とインフルエンザの同時流行に備えた医療提供体制整備や診療報酬概算払いによる医療機関経営の保障、(2)厚生労働省が計画する75歳以上の高齢者窓口負担の原則2割への引き上げ中止の2点を要請した。
 盛山衆議院厚生労働委員長への要請では、白岩理事が、「医療機関の経営保障を求める」会員FAX署名に寄せられた、会員からの一言を紹介。「ほとんどの医療機関で受診抑制による患者減少に苦しんでおり、政府として補償をしてほしい」と訴えた。川西副理事長は、「国民はコロナ禍で大変な状況下にある。厚労省による、75歳以上の高齢者の窓口負担引き上げ計画は看過できない」と、計画の撤回を求めた。
 盛山衆院厚労委員長は、「概算払いについては、医師連盟などからも同様の意見を伺っている。制度の構築などの課題はあるが、要望はしっかりと伝えたい」とした。また、補償の給付について「支給に時間がかかるのには、マイナンバー制度が普及していないことが一端にある。国民に制度への信頼を高めてもらうため、よりいっそう信頼される政治を作っていきたい」と語った。
 福島議員は要請に対し、「医療機関の苦しい経営の実態は、一言を読んでよく伝わった。補償拡充について、厚生労働委員会の場で強く求めていきたい」と語った。大門議員は75歳以上の高齢者の負担引き上げに対して、「年金が引き下げられる中での医療費負担増は許されない。計画の撤回へ党を挙げて取り組んでいく」とした。
全国500カ所以上でいのちまもる総行動
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「いのちまもる」のプラカードを掲げて集会アピールを採択

 同日に日比谷野外音楽堂では、全国保険医団体連合会など10団体が主催する「♯いのちまもる 医療・社会保障立て直せ!10・22総行動(国民集会)」が開催され、300人以上が現地会場で参加。オンラインによる同時配信も、兵庫協会を含め500カ所以上で同時視聴された。
 本集会には、日本医師会長・日本歯科医師会長ら、全国の28医師会・歯科医師会・団体がメッセージを寄せた。県内では、芦屋市・伊丹市両医師会長から、メッセージが寄せられた。
 国民集会では、医療団体がリレートークを実施。川西・白岩両先生ら、全国から集まった医師・歯科医師がステージで、医療機関への補償を求めてアピールした。保団連理事で歯科医師の山田美香先生が代表して、緊急事態宣言下で患者の受診控えや、歯科医院の休診などの混乱がもたらされたと発言した。
 集会では、社会風刺コント集団「ザニュースペーパー」が菅首相を風刺したネタを披露した。集会の最後には、医療・介護・福祉の拡充などを求める「集会アピール」を、「いのちまもる」のプラカードを掲げて採択した。集会の模様は、https://youtu.be/04ID_DMld0Yから視聴できるので、ぜひご覧いただきたい。
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