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国際部オンライン研究会「大邱 テグ 市医師会に聞く 新型コロナ対策」
切磋琢磨し日韓の患者・国民に尽くす

2020.11.05

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韓国と中継をつなぎ、(写真右から)金教授と閔先生が講演

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会場で17人が参加した

 韓国で新型コロナ感染症を押さえ込んだのは徹底した検査・追跡・治療と官民協力、そして国民の連帯--。10月24日、協会は韓国の大邱市医師会と協会会議室をオンラインでつなぎ研究会「大邱 テグ 市医師会に聞く 新型コロナ対策」を開催。金大顯(キム・デヒョン)啓明大学医学部教授と閔復基(ミン・ボッキ)大邱市医師会新型コロナウイルス対策本部長が講演した。オンライン視聴を含め30人が参加し、集団感染が起きたものの、約2カ月で流行の抑え込みに成功した大邱市の経験を学習した。
 金教授は、大邱市の医療関係者の新型コロナウイルス感染症対策について、徹底した検査と感染ルートの追跡、的確な患者振り分けと治療が奏効したと紹介。ドライブスルー検査を世界に先駆けて実施し、感染者が使用した地下鉄車両やバスまで特定し消毒等を行うとともに、そうした情報を広くインターネットで公開したと語った。感染者の隔離・治療では、最初の患者が発生してから4日で二つの新型コロナ感染症専門病院、7日目には感染した妊産婦、小児、透析患者専門病院を指定。重症度に応じ、患者の割り振りを行ったと説明した。さらに、医師会長の呼びかけに応じ、医療従事者のボランティアや募金が集まったことを紹介。国民の連帯が重要な役割を果たしたと解説した。さらに金氏は、韓国でも受診抑制で地域の医療機関経営が悪化していること、院内感染により休業した医療機関には公的補償が行われたことなどを紹介した。
 閔先生はインフルエンザと新型コロナウイルス感染症の同時流行に備え、インフルエンザワクチンの接種を高齢者等リスクの高い層から順に行っていること、感染疑い患者を専門的に診療する呼吸器専門クリニックを設置する方針であることなどを紹介した。
 最後に西山理事長が「対策の方向性は日本と大差ないと感じたが、韓国はその実行のスピードが非常に速く、日本も見習う必要がある。同じ医療者として今後も患者や国民の命と健康のために連携していこう」と謝辞を述べた。
 研究会は、新たに協会に設けられた国際部が主催し、駐神戸大韓民国総領事館が後援した。水間美宏国際部長が司会を務めた。

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