兵庫県保険医協会

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75歳以上負担2倍化阻止へ 垂れ幕と暖簾で楽しく署名集め
理事長  西山 裕康

2022.03.05

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受付に垂れ幕を設置して署名を呼びかけ

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垂れ幕の下に署名用紙を設置

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パンフで入口を暖簾風に

 政府は10月から75歳以上の高齢者の窓口負担を2倍とする方針を示している。協会は負担増中止へ、「75歳以上医療費窓口負担2割化中止を求める請願署名」に取り組んでいる。協会の西山裕康理事長が医院で実践している取り組みを紹介する。

 当院では前回の「ストップ!負担増」署名で、垂れ幕(写真(1)、今回用)と筆記用具(写真(2))を用意し、受付に設置しました。その結果、過去に診察室や受付で私やスタッフが「お願い」していた署名数を大きく上回る、315筆の署名を集めました。そこで気づいたことが3点あります。
 一つ目は、以前から引っかかっていたことですが、「住民とともに地域医療の向上・充実をめざす」協会の役員としては、署名をただ書くことを「お願い」するのではなく、患者さんに負担増計画の事実を知らせ、「それは困る!」という声を集めて、国会に届けるのが本来の役割ではないかという点です。待合室に置いている用紙に自発的に署名していただきますので、賛成でない方に「お願い」することは、もちろんありません。
 二つ目は、署名数が過去最高となったのは、それまでの自身の努力や情熱が不足していたのではなく、その方法が間違っていたため、患者さんの声を吸い上げきれなかったという点です。つまりアクセルを踏んでいたのに、空回りしてしまっていたのです。
 三つ目は、明るく前向きに活動しようという点です。今回は、新たな策として、署名用紙を入り口に「暖簾」風(写真(3))に掲示しました。
 問題は、この「ノリ」が患者さんに通じるかです。署名数が減ってしまったら、作戦変更します。

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