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緊急署名「後発医薬品との差額の患者負担は撤回を」に多数の声 「処方の重要性を無視」 署名がまだの方は今すぐご協力を!

2024.02.25

 「患者負担をこれ以上増やさないで」「医薬品の供給が不安定なのに...」--。後発医薬品のある先発医薬品を使用した場合に、現在の窓口負担とは別に、後発医薬品との差額分に患者負担を導入するとの政府の決定に対して、協会が撤回を求めて行っている医師・歯科医師署名。2月14日までに、FAXとオンラインで医師・歯科医師254筆の署名が寄せられ、「私の一言」欄には、撤回を求める会員の声がびっしりと書き込まれている。寄せられた声の一部を紹介する。

・さらなる負担の徴収に断固反対します。

(たつの市・医師)

・今の薬不足も、後発品を推し進めたくせに不備があるとメーカーだけに責任を押し付けている国の対応の責任大です。後発品ばかり優遇したため先発品の生産が少なくなっていたり中止している上に、薬価をどんどん下げている。キックバックの裏金や、軍事費などに比べたら医療費なんて必要経費ではないでしょうか。悪いことに使っているわけでもないですし。それに後発品が合わない方もいることを知っていただきたいです。

(姫路市・医師)

・先発医薬品と後発医薬品は同等でないものが多い。医師と患者にその選択は委ねられるべきもの。国はその選択を尊重し、全部保険適応すべき。高額医薬品の中には、適応症を拡大しているものがあり、拡大時に薬価を再評価し下げる方が効果もある。

(東灘区・医師)

・結論的に安い後発品を出せということでしょう。断固反対です。それと患者負担で医療費を賄うのはおかしい。

(明石市・医師)

・患者さんに最も必要な薬剤を処方する時、後発医薬品は十分効果がなく、先発品で病状が改善する例がよくありますが、それに対し差額を徴収することは、処方の重要性を全く無視したとんでもないやり方です。一人ひとりの患者さんを大切にする考えがおろそかにされています。

(尼崎市・医師)

・当院は処方箋薬局が遠いため院内処方にしております。先発医薬品を使用していますが、当院での処方ができなくなり、患者様に遠方に出かけてもらうデメリットが生じます。 

(川西市・歯科医師)

緊急署名にご協力を!
2062_03.jpg  2月中旬にFAXで署名用紙をお送りしています。
■この要請署名は3月14日(木)の国会要請行動で政府や国会議員に提出します。
■署名は下の二次元コードやURLからオンラインでもできます。ぜひ、ご協力ください。

▶オンラインでの署名はこちらから

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