政策宣伝広報委員会だより
地域の医療機関守るため診療報酬の大幅引き上げ求める 医師・歯科医師署名にご協力ください
2025.09.25

FAXでお届けした署名用紙。別途、月刊保団連10月号にも同封してお届け予定です

オンライン署名は こちらから
来春の2026年診療報酬改定に向けて、協会は医師・歯科医師署名に取り組むことを決めた。長らく続く政府の低医療費政策に加え、この間の物価高騰で多くの医療機関の経営が悪化している現状を打開するために、なんとしても次期診療報酬改定で大幅プラス改定が必要となる。
「喘息・胃炎」も生活習慣病管理料へ?
帝国データバンクによると、2025年上半期の医療機関倒産は35件と過去最多ペースとなっており、その背景には、物価・人件費・光熱費などの高騰にもかかわらず、診療報酬が全く見合っていない現実がある。
しかしながら、中医協での議論で、支払い側は、特定疾患管理料において「気管支喘息」や「慢性胃炎」の算定が多いことを問題視し、これらを生活習慣病管理料へ移行することも示唆している。さらに、「診療所の受診延べ日数が最も多いのは整形外科、次いで皮膚科、耳鼻咽喉科」「『専門外来の包括評価』を設定することも...論点」としているが、延べ日数が多いのは国民のニーズに基づく受診行動の結果であり、件数が多いから包括にという議論は、乱暴すぎるものである。
※署名は「期中改定や、国の責任による補助金等での緊急財政措置を早急に行うこと」「26年診療報酬改定で少なくとも10%以上の大幅な引き上げ」「患者窓口負担の大幅軽減」の3点を求めるもの。署名用紙は9月中旬に医療機関にFAX送信している他、こちらのリンク・または右の二次元コードからオンラインでも可能となっています。多くの会員の先生方のご協力をお願いいたします。