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8/28歯科医療安全管理者研究会・感想文

2011.10.22

8/28歯科医療安全管理者研究会・感想文 

 

歯科部会は8月28日、医療安全管理者研究会「歯科医院での医療事故事例から学ぶ」を、愛知協会副理事長の北村恒康先生を講師に開催し、63人が参加した。参加者の感想を紹介する。

 

 北村先生は開口一番、「夏の終わりに背筋の凍るお話をします」と言われましたが、最後まで私語をする人も席を立つ人もなく、本当にゾーっとするお話ばかりで、これからの臨床や医院運営に大いに参考になりました。
 総論として、①安全管理体制の整備、②院内感染対策、③医薬品の安全管理、④医療機器の安全管理が必要で、医療事故防止の具体事例、医療紛争の実例を次々と挙げられ、ケースごとの対策をご指導いただきました。
 各論では、強酸と言えるボンディング成分、根管貼薬剤、器具の過熱等による軟組織損傷、思いもかけない転帰をたどる感染症症例などを見せていただき、衝撃を受けました。
 誤飲、誤嚥については、「胃に入るから安心」という甘い認識は捨て、ただちに責任を持って病院に連れていくなど誠意を尽くすことが大事で、毎日便を調べていた患者さんの不安な気持ちを理解することを強調されました。
 また、モンスターペイシェントと恐れるより、doctor側の姿勢を正す必要性を再認識しました。さらに、増えているインプラント術後麻痺についても、具体的なケースと対応について時間をかけて説明されました。
 患者対応のコツとして、患者の表情、声の調子で判断し、1回目のクレームで芽を摘むことが大事。2回目のクレームは最後のチャンスと心得、全力で対応すること。3回目はクレームでなく「医療紛争」の形になる。「仏の顔は2度まで」と肝に銘じることを強調されました。
 doctorが誠心誠意治療しても、患者さんの数だけ思ってもみない受け止め方があり、これからも気を引き締めて日々の臨床を行わねばなりません。
 北村先生は、いつ診療されているのかわからないほど医療紛争に関わっておられ、大変有意義なご講演だったと感謝しております。
 医院の環境整備に役立て、患者さんとのよりよい関係を築き、地域医療に貢献していきたいものです。
【南あわじ市・歯科  山本 伊一郎】 

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