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薬科部第20回漢方研究会「気の昇降出入」のご案内

2015.02.21

気の昇降出入
~補中益気湯と排膿散及湯を中心として~

日 時 2015年2月21日(土)午後4時~6時
会 場 兵庫県保険医協会6階会議室
          〒650-0024 神戸市中央区海岸通1-2-31神戸フコク生命海岸通ビル6階
     (JR・阪神「元町駅」から南へ徒歩約7分、兵庫県農業会館の西向い)
講 師 姫路市・西川クリニック院長   西川 実徳 先生
共 催 大杉製薬株式会社
参加費 無料

 すべての物質は気が巡ることによりその働きを発揮します。
 一般的には、気は下に下がると瀉剤に分類されます。一方、気が上に上がると補剤に分類されます。さらに発表や粛降により内外へ動かす生薬や方剤があります。桂枝湯類や麻黄剤は内から外や外から内に動かします。気のめぐりについて排膿散及湯と補中益気湯について以前考察したものを新たにもう一度考察してみました。
 気虚の基本方剤は四君子湯です。気虚の中で中気下陥に用いる補中益気湯については自験例において補中益気湯を処方中に網膜中心静脈閉塞症を発症した症例についてレトロスぺクティブに考察して以前発表しましたが、いま一度振り返ってみます。
 排膿散及湯は化膿性疾患に多く用いられていると思いますが、気の調節薬として広く用いることが可能であると考えます。また、桔梗・枳実は気の昇降を調節し、芍薬は陰を内向きに、生姜は気を外向きに発散します。大棗・生姜は気の調和営衛に働きます。さらに芍薬・大棗・甘草で陰や血を補うため化膿性疾患以外に応用した症例を報告します(西川 記)。

※お申し込み・お問い合わせは事務局 楠・山田までTEL078-393-1803 E-mail: yamada-t@doc-net.or.jp

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