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薬科部8月研究会「BPSD治療における抑肝散加陳皮半夏の位置付け」のご案内

2016.08.06

BPSD治療における抑肝散加陳皮半夏の位置付け
 
日 時 8月6日(土)17時~18時30分
会 場 兵庫県農業会館11階大ホール(JR・阪神元町駅南へ徒歩約7分)   
講 師 横浜新都市脳神経外科病院 内科認知症診断センター 部長
    藤田保健衛生大学 救急総合内科 客員准教授  眞鍋 雄太 先生
共 催 クラシエ薬品株式会社
参加費 無 料
 
 ほとんどの認知症性疾患が、何等かのBPSD(周辺症状)を伴う。2000年にMcKeithが報告して以来、BPSD治療の第一選択にアセチルコリンエステラーゼ阻害剤(AchEIs)が用いられるようになった。とはいえ、全てのBPSDにAchEIsが有効というわけではない。場合によっては症状の増悪を来すこともある。最近では、5HT2A受容体の選択的遮断がDLBにおける幻覚や興奮を抑制するmeta-analysisも報告されており、治療対象となる症状ごとの薬剤選択が肝要と考えられる。
 Iwasakiらの報告以来、BPSD治療に抑肝散の頻用をみるが、抑肝散に含まれる釣藤鈎には5HT1A受容体を介した抗不安・焦燥作用、5HT2A受容体を介した抗幻覚・興奮作用が知られている。加味方である抑肝散加陳皮半夏はへスぺリジンを含有するため、抑肝散以上の有用性が期待されている。本講では、evidenceを背景に自験を通じ、BPSD治療における同剤の位置付けを詳説する。【眞鍋 記】
 
※研究会終了後、同会場で薬科部主催「『みなとこうべ海上花火大会』観賞会」(19:30~20:30、荒天中止)を予定しております。あわせて、ぜひご参加ください。
※お申し込み・お問い合わせは事務局 楠・山田までTEL078-393-1803 E-mail: yamada-t@doc-net.or.jp
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