兵庫県保険医協会

周産期うつ病の病態とその治療

 

日　時　2月8日（土）16時～

会　場　兵庫県保険医協会5階会議室

　　　　　〒650-0024 神戸市中央区海岸通1-2-31神戸フコク生命海岸通ビル5階

　　　　　　(JR・阪神｢元町｣駅・東改札から南へ徒歩約7分)

講　師　兵庫医科大学 精神科神経科学講座  清野 仁美　先生

参加費　1,000円（会員無料）

 

　妊娠、出産、育児は女性とその家族に大きな変化をもたらします。新たな役割や対人関係が得られる一方で、それまでの役割や慣れ親しんだ対人関係が失われ、悲哀や不和が生まれることも少なくありません。さらに、母性の芽生えによって、防衛本能が高まり、不安になりやすいことも当然といえるでしょう。女性ホルモンを始めとする内分泌学的変化は、脳内の神経伝達物質や神経ステロイドにも変化を引き起こし、遺伝的素因を含む多因子が関与して、周産期にうつや不安が生じると考えられています。母体のうつや不安は、長期的にも子どもの発達に負の影響を及ぼす可能性があり、決して看過できません。周産期の心理特性を知り、向精神薬が妊娠や胎児に与える影響を十分に理解したうえで、適切なケアと治療的介入を行い、妊産婦のメンタルヘルスを守ることは近年の周産期医療における最重要課題の一つとなっています。 （清野 仁美　記）

 

※お問い合わせは協会事務局（TEL 078-393-1840）まで

※研究会に参加され、氏名・薬剤師免許番号を含む受講者名簿を公益財団法人日本薬剤師研修センターへ報告することに同意される薬剤師の先生には、同センターの研修受講シール(１点)をお渡しします。

※保険医協会薬科部にお入りでない薬剤師の先生は、ぜひご入会ください（会費月額1,000円）。