この行事案内は、2017年のご案内です。
診療内容向上研究会 第531回
兵庫県におけるマダニ刺症とダニ媒介性感染症
日 時 | 8月19日(土)17時〜 |
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会 場 | 協会5階会議室 |
講 師 | 兵庫医科大学皮膚科学講座 准教授 夏秋 優先生 |
マダニ類は野外の草地や笹藪などに生息する体長2〜6㎜の大型のダニで、その幼虫、若虫、成虫が野生動物だけでなく人間にも寄生して吸血し、種々の皮膚疾患や感染症を引き起こす。マダニ刺症の原因として兵庫県ではタカサゴキララマダニやフタトゲチマダニが多い。近年ではマダニに刺されて医療機関を受診する患者さんが増加しており、適切な対応が要求される。兵庫県におけるダニ媒介性感染症としては、マダニが媒介する日本紅斑熱、重症熱性血小板減少症候群と、ツツガムシが媒介するつつが虫病が特に重要である。また、タカサゴキララマダニ刺症に伴ってライム病類似の遊走性紅斑を生じた場合、tick-associated rash illnessと考える必要がある。今回の講演ではマダニ刺症を診療した場合の適切な対応、およびダニ媒介性感染症の診断、治療についてのポイントや問題点について解説したい。 【夏秋 記】
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